3月21日に、全国で3番目となる「ツタヤ図書館」として、宮城県多賀城市にリニューアルオープンした多賀城市立図書館。当サイトでは5月以降、同館が大量の中古本を購入している異様な選書実態を報じてきたが、新刊購入においても問題が次々と発覚している。 今回は、そもそも多賀城市から図書館の管理を委託されたカルチュア・コンビニエンス・クラブ(CCC)が、どのような意図のもとに選書して、図書を購入しようとしていたのかを詳しくみていきたい。 下の図は、2015年度中に多賀城市立図書館が今年3月のリニューアルオープンに向けて選書した追加蔵書の新刊部分を、ジャンル別に分類したものである。 新刊で最も多く選書しているのは意外にも「人文」で、トータル2414冊。新刊書籍選書合計1万9250冊のうち12.5%を占める。ちなみに、ここでいう「人文」とは、CCC独自の「ライフスタイル分類」による分類に基づき、思想、哲学
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