過去に自分がしてきた行為・仕事・創作活動、あるいは思考や発言などは、多くの場合、「若気の至り」に満ち溢れた大言壮語だったりする。すでに十分、大人(?)なはずの筆者でさえ今これを書いている自分を数年後の自分が観察したら、つまらない駄文書きやがったな、と感じるだろう。未来の自分が観察する現在の自分は、常に恥ずかしくて間違っている。私たちは、死ぬまで間違い続ける存在なのかもしれない。少なくとも筆者自身は、間違いなく間違い続けるだろう。 20年以上勤務した会社を離れて会社を作るという判断は本当に正しいのか、辞めて後悔しないのか、などと自問自答していた42歳の頃の筆者も、今となっては過去の存在である。些細なことで悩んでいた過去の自分は愛おしくもあり懐かしくもあるが、統合失調症の権威でもある東京都医学総合研究所 病院等連携研究センター長の糸川昌成氏によれば、人間の脳にダメージを与えやすいのは「反省と後
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