NPRの記者も、事前には予定されていなかった沖縄・辺野古に基地が作られた場合の環境汚染の恐れについて追加質問。安倍首相はそれに答えず、その後に予定されていたテレビ朝日記者の質問まで割愛して、記者会見を終了させてしまった。 神保さんによれば、海外では政治家はメディア対策として、日頃から厳しい想定問答を用意し、どんな質問が来ても慌てずに対応できる状態を作っておく、という。 トランプ米大統領も、記者会見では自ら記者を指名し、その場で繰り出される質問に答えたり反論したりして、丁々発止のやりとりを繰り広げている。 これに対して安倍政権の日本では、決められたシナリオを読み上げるかのような、まるで緊張感のない記者会見が行われている。ここまで堕落してしまったのは、官邸側の指示に唯々諾々と従っている記者側の責任が大きい、と思う。 質問を通告しておくこと自体は、首相にきちんと準備をして、正確なデータを盛り込み
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