こう比べてみると、各技術の提案者が示している応用分野は似たりよったりであることは、明確である。唯一の違いとして、RDF、DAML、OILにはEAI分野は入っていない。しかし、これは、EAIの目的にそれらが使用できないということではない。要するに、これらの分野の応用で情報のやり取りをする際に、自分がある規格を選んでも、相手先は別の規格を選ぶかもしれない。しかし、これは以下に示すように必ずしも問題になるわけでもない。 1.2. 解決すべき課題 解決すべき課題はこれらの4つの標準規格を相互流通させることである。最も低レベルでは、これらのデータをシステム間でやりとりさせることである。より望ましい目標は、異なった標準規格を同じプロダクションシステムで動かすソフトウェアを実装することである。たとえば、一つのモデルで定義されたクエリ言語やスキーマ言語で、他モデルのデータも扱えるようになればよい。本論文で