本書、『誰が「知」を独占するのか デジタルアーカイブ戦争』(福井健策/集英社)では、日本のデジタルアーカイブの取り組みの遅れや、今後とるべき指針などが紹介されているが、ほとんどの人にとっては、「アー…本書、『誰が「知」を独占するのか デジタルアーカイブ戦争』(福井健策/集英社)では、日本のデジタルアーカイブの取り組みの遅れや、今後とるべき指針などが紹介されているが、ほとんどの人にとっては、「アーカイブってなんの役に立つの?」「なんで大事なの?」という感覚なのではないだろうか。 関連情報を含む記事はこちら 本書によれば、アーカイブの定義は、「過去の文書や映像・音楽などの作品を収集し、保存し、公開する場所のこと。古くからある典型例は図書館や博物館だが、医療データからフェイスブックに集まる写真まで、情報資産の全てがアーカイブ」ということ。筆者の主張によれば、「少資源の日本にとって、“知のイ
国立国会図書館は『近代デジタルライブラリー』で公開している蔵書のうち、著作権法第67条の規定により2009年(平成21年)に文化庁長官の裁定を受けて公開した明治期の出版物の著者を対象に著作者情報公開調査を実施すると発表しました。この調査は2003年(平成15年)から断続的に行われており、今回の調査は2010年(平成22年)6月から8月にかけて実施されて以来4年ぶりとなります。 また、文化庁は著作権者不明等の場合の長官裁定の制度を創設以来最大の規模で見直し、利用の要件を大幅に緩和することを発表しました。このように、8月から9月にかけて国内の権利状態不明著作物をめぐる大きな動きが相次いでいます。 ●今回の調査は没年判明者を中心に約30名が対象 国立国会図書館が実施した過去の公開調査では初回の2003年実施分が約5万名、2005年実施分が約1500名、2010年実施分が約3万8000名と没年が不
『ノルウェイの森』や『1Q84』で知られる小説家・村上春樹の作品の中に、たった一度月刊誌に掲載された切り、一度も単行本化されていない幻の中編小説があるのはご存じでしょうか? 熱心なファンの中には、この作品を読みたいがために神保町の古書店を巡り歩き、掲載誌を探す方も多いようです。 この記事の完全版を見る【動画・画像付き】 ほかにも、漫画『ちびまる子ちゃん』や『ブラックジャック』のワケありな単行本未収録回や、『竜馬がゆく』で知られる歴史小説家・司馬遼太郎の幻の推理小説など、古本屋や書店ではなかなか手に入らない作品は数多くあります。 そんな入手困難な作品も、日本の出版物をすべて所蔵している国立国会図書館に行けば閲覧することが可能です。さらに国会図書館では、貴重な所蔵資料を複写できる「遠隔複写サービス」も実施しています。 遠隔複写サービスは、国立国会図書館が所蔵する文献の複写をインターネットや郵送
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