将来にわたって生き残るために、何を学んでいったらいいのか。日々のタスクをこなしながら、獲得すべき知見は何だろうか。そのために何にトライしていけばいいだろうか―。 ITエンジニアにとって、この問いは重要かつ深刻で、確たる答えもない。自分の持つ情報を分析し、マイクロな状況判断と学びを繰り返しながら、進んでいかなければならない。他人が作った地図は参考にはなるが、自分の目前の状況を反映していない。 これまでの連載で、スキルマップの「使い方」を紹介してきた。今回は「作り方」に進む。スキルマップの良い点は、自分で自由に作れるところにある。周りの人たちと「共通認識としてのスキルの地図」を作るのも可能だ。共通認識としてのスキルマップは、自分の立ち位置と、周りの人々との関係を確認できる。 今回は「協調ワークショップ」という手法で、同じチームの人たちとスキルマップを作っていこう。協調ワークショップは、複数の人
![チーム全員でスキルマップを作る](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/3c056ee08c972d3aef73c49c17a208d5e1804379/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fxtech.nikkei.com%2Fit%2Fatcl%2Fcolumn%2F16%2F102500242%2F010400008%2Ftopm.jpg%3F20220512)