今年3月10日、ドイツの名門大学、ハイデルベルク大学の研究グループがSTAP関連の論文を発表した。論文タイトルは『Modified STAP conditions facilitate bivalent fate decision between pluripotency and apoptosis in Jurkat T-lymphocytes(邦訳:修正STAP条件によって、JurkatT細胞の運命が多能性と細胞死の間で二極分化する)』である。 海外の一流大学が、いわゆる「STAP現象」の再現実験を行ったということで話題となっている。以下に同論文の概要を紹介する。 <(1)序論:STAP論文は撤回されたが、低pHの刺激による万能性獲得の可能性は、がん、または、がん幹細胞の分野においては魅力的な課題である。 (2)実験:そこで、理化学研究所と米ハーバード大学から発表されたプロトコルを改変
本連載において、過度に加工された食品の栄養的価値が著しく低いことは再三にわたって申し上げてきましたが、このことはカロリー中心主義をとる旧態依然たる栄養学では、到底理解できないでしょう。したがって、解決に導くこともできません。その古い栄養学を基に考察・考案され厚生労働省が推奨している食生活の指針も、いうまでもなくあてになりません。 実際に厚生労働省が示す食生活指針に沿った食事内容を摂り続けている人はほとんどいないでしょう。仮に、そのような食事を続けているとしたら、その方はすでに健康を害しているかもしれません。また、体調がおかしいということに気づき、食生活を変えた人もいるのではないでしょうか。 そもそも栄養学というものは、私たちにとっての理想的な食事のあり方を追求し、究明するための学問ですが、その解明した事実・真実を日常の食事内容に落とし込むことができて初めて、学問的価値を認めることができるは
仕事の空き時間や友人との待ち合わせに重宝するのが、カフェチェーン店だ。都心の街中ではさまざまなチェーン店を見ることができるが、その筆頭ともいえるブランドが1990年代にカフェブームを巻き起こしたスターバックスコーヒー(以下、スタバ)だろう。 スタバは、サービス産業生産性協議会が2014年度に発表した「第25回JCSI(日本版顧客満足度指数)」で初めて顧客満足度1位となったが、翌年度の同ランキングにおいて3位に陥落。代わりに国内の総店舗数でスタバを上回るドトールコーヒーショップ(以下、ドトール)が首位に躍り出た。 ライバル関係にある両者の価格を比べてみると、ドトールの定番のコーヒーである「ブレンドコーヒー(S)」が220円なのに対して、スタバの「ドリップコーヒー(short)」は280円となっており、ドトールのほうがかなり安い。 その分、スタバはインテリアや空間づくりに力を入れており、顧客満
寒くなってくると、恋しくなる食べ物のひとつが「おでん」ですね。コートの襟を立て、手なんぞこすりながら、おでん屋の暖簾をくぐる時は、それだけでなんだかホッとしてしまいます。外は寒くても暖かい店に入ると、まずはビールをオーダーしたくなります。しかし、やはりおでんに合うのは燗酒だと思います。それも熱燗に限ります。そこでビールの後は、早々に「熱燗、お願い」とオーダーするわけです。 おでんは店によっても随分と味が違いますし、地方によってもそれぞれです。東京、大阪、そして福岡にも、その地方独特のおでんがあり、それぞれおいしいです。愛知・名古屋には、味噌仕立てのおでんがあり、京都は昆布だしが利いた薄味の店が多いです。筆者が自信を持っておすすめできるおでん店は、京都の「蛸長」と、松山の「赤丹」です。お値段もそれなりで、食べて飲んで最低でも一人5000円程度にはなります。しかし、それは当然といえば当然。食材
富士フイルムホールディングス(HD)が、再生医療事業拡大に大きく舵を切った。昨年11月に施行された薬事法の一部改正が、同社の決断を促したともいわれている。 3月30日、富士フイルムHDはアメリカのセルラー・ダイナミクス・インターナショナル(CDI社)を約370億円で買収すると発表した。4月中にTOB(株式公開買い付け)でCDI社の全株を取得し、完全子会社化を目指す。 CDI社は、世界で初めてヒトES細胞を開発したウィスコンシン大学のジェームス・トムソン教授らが2004年に設立、13年にNASDAQに上場したバイオベンチャーだ。同社は、iPS細胞を大量かつ安定的に製造する技術を強みにしており、大手製薬会社や先端医療研究機関に各種再生医療製品を供給している。創薬支援、細胞治療、幹細胞バンク向けiPS細胞などの開発・製造も行っている。 一方、富士フイルムHD傘下の富士フイルムは、写真のフィルム技
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