国民新党の自見庄三郎幹事長は15日夜、国会内で記者団に対し、自民党に離党届を提出した鳩山邦夫元総務相について「市場原理主義を否定している点で友情を感じていた。連帯の気持ちを持っている」と評価した。その上で、鳩山邦夫氏との連携について「政治状況による」と、検討する考えを示した。
総額7.2兆円の緊急経済対策の取りまとめでは最後まで増額を求めた国民新党の亀井静香代表が、来年度予算編成では一転してダンマリを決め込んだ。米軍基地問題をめぐる混乱や偽装献金事件で鳩山政権の支持率が急落しており、「首相に相当気を使った」(周辺)ようだ。 「撃ち方やめだ」。首相が偽装献金事件の釈明会見を開いた24日、亀井氏は同党幹部に92.3兆円の来年度予算案を受け入れるよう指示。95兆円の予算を組むよう主張していたが、すんなり譲歩した。 亀井氏は「民主党主導ではだめだ」と繰り返し、政権内には「亀井氏が納得しないと予算の越年もありえる」(首相周辺)との懸念も。25日の基本政策閣僚委員会では亀井氏が首相の出席を求め、首相裁定の場面をセット。予算案が決まると、「総理が強いリーダーシップで3党をまとめた」と持ち上げた。(関根慎一)
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