はじめに Web開発者としてのキャリアを積んでいくと、いずれはセキュリティ上の問題に遭遇するでしょう。JavaScriptの開発元は数多くの大きなセキュリティホールを見つけては解決してきましたし、ブラウザのベンダ各社は自らセキュリティホールを塞ぐ努力をし、ブラウザ操作のセキュリティを保証するための手段を追加してきました。JavaScriptには、それ自体にセキュリティのためのアプローチがいくつか用意されています。それぞれに長所と短所があるものの、全体として見れば、いずれもかなり成功しています。いくつかのセキュリティ機構はJavaScriptインタプリタに含まれており、またブラウザ自体に含まれているものもあります。開発を始めるときには、何らかのセキュリティ機構の実装が必ず求められます。セキュリティ上の問題点を考慮しておかないと、改竄という問題を招くことになります。これは実際に起こり得ることな
1. はじめに Flexで業務アプリケーションを開発する際には、他の技術と同様に開発者の間でさまざまな取り決めを行うことと思います。サーバ通信とその戻りの受け取り方や、画面とロジックの分離や連携の仕方、エラー処理の集約化などいろいろあります。こういった定型的な処理は、共通部品やフレームワーク機能を用意して、コーディング量を減らしたり、処理の組み立て方を統一したりすることで、大きく生産性とメンテナンス性を向上させることができます。 本稿では、業務画面で必須となる「入力データのチェック機能」について、RIAならではの操作感・ユーザービリティを実現しつつ、直感的で学習コストの低い、共通機能・フレームワーク機能の作り方について説明します。 まずは完成後の状態を確認して、最初に右下の[次へ]ボタンをクリックしてみてください。 完成版のサンプルプログラム(別ウィンドウで開きます) 上図を見ると分かるよ
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