行政刷新会議が実施した「事業仕分け」にからみ、教員研修センターの理事長(文部科学省元高等教育局長)が1849万円、各地の青少年自然の家などを運営する国立青少年教育振興機構の理事長(元文科審議官)が1790万円の年間報酬を受け取っていたことがわかった。 いずれも文科省所管の独立行政法人で、11日の刷新会議では、委員からは「並外れている」「報酬に見合った仕事をしているのか」と批判が続出。両法人とも、現在の実施事業は国としては廃止し、地方や民間への移管を検討すべきだと判断された。 文科省によると、教員研修センターの役員は常勤3人のうち理事長を含む2人が官僚OB。非常勤の1人も含めた計4人の年間報酬は約4740万円だという。 事業仕分けでは国立女性教育会館の運営についても議論になり、民間登用の理事長の年間報酬が1446万円であることがわかった。事業自体は国のものとして続けると判断されたが、委