秘境駅にオープンしたカフェについて、運営するArinos(東京都千代田区)に取材した。湖の真ん中にある秘境駅にカフェ静岡県榛原郡川根本町にある大井川鐵道井川線の奥大井湖上駅。ダム湖に突き出た半島状の山に位置し、まるで湖の上に浮かんでいるかのように見える同駅は近年、秘境駅として注目を集めている。そんな秘境駅に隣接するコテージに10月、カフェ「奥大井湖上ありんこCAFE」がオープンした。土日の10時30分から16時30分まで、ドリンクやフードを提供している。 「ここにカフェがあったら」を実現運営するのは、これまで中小企業向け経営改善や業務改善を多数手がけてきたArinos。なぜ、秘境駅でカフェ事業をスタートしたのか?事業責任者の鈴木貴巳(たかみ)さんによると、同社は地方創生事業の第一歩として今年4月、川根本町に空き家を利用したサテライトオフィスを開所。柚子産業の6次産業化を進めてきたという。他