リッカ・コンサルティングのフクダです。 前回は「街の本屋さん」が置かれている出版界全体の状況についてお話しました。 今回は「じゃあ、具体的に何をすれば本屋さんを残せるの?」というお話です。 何を残したいのか?私は今、農業や食関連のコンサルティングをメインにしているのですが、農業の世界でも「農業者の減少」や「耕作放棄地の増加」が問題となっています。そこで関係者とよく話すのが「本当の問題はなにか」「何を優先的に残したいのか?」ということ。 具体的に言うと、農地を残したいのか、農業人口を保ちたいのか、農業生産力を保ちたいのか。日本の人口が減っていく中で、労働力も国内需要も落ちていくわけですから、全部を右肩上がりにはできないわけです。農業政策としては、残していくべきものの優先順位を決めなければいけません。 本屋さんの問題で言えば「書店という業態を残したいのか」「紙の本の流通を残したいのか」「出版文
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