【論説】北陸新幹線整備は金沢-敦賀開業に伴い、「小浜・京都ルート」による敦賀以西の認可・着工がいつになるのかに焦点が移った。「米原ルート」の再検討を求める声が石川県の一部などから聞かれるが、今こそ沿線自治体が一丸となった取り組みを求めたい。 小浜・京都ルートは2016年に与党協議を経て正式に決まり、19年には鉄道建設・運輸施設整備支援機構が大まかなルートを発表した。東小浜駅付近、京都駅を経由するルートで、地下40メートルを超える大深度地下を含むトンネルが8割を占める。 地下水への影響や建設発生土の処理に対する懸念などから京都府内に反対の声があり、認可の前提となる環境影響評価の手続きが遅れていたが、昨年11月の与党整備委員会で現地調査が完了したことが報告された。遅れてはいるものの、詳細なルートや駅位置を盛り込んだ準備書が公表される段階に進んでいる。 米原ルートを求める声が出ている要因は、着工
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