先週日曜日の夕方、京大正門前に浮かぶ「くびきりアイランド」(旧・首切り職員村)を訪ねた。 時計台前にある大きな楠の下、縦横に伸びるブットイ枝の下に優しく抱かれるようにして、コタツを中心に作られた高座は、デンと正門を見据え、島の首都を主張していた。 島と大学正門を結ぶ直線上には、魚の頭だけがさながらさらし首のように置かれ、この場所がいかなる意味を持ち、どんな気持ちが込められて作られたアイランドであるのかを、控えめに?周囲へと語りかけていた。 首切り島の最高責任者である、小川恭平さんと井上昌哉さんにさっそく話を聞いてみた。 質問は、次の二点。 ①どうしてストを始めたのか? ②今望んでいることは何か? 当日は、急な訪問だったこともありお二人とも忙しく、そのため井上さんに代表して胸の内を語って頂いた。 東大文学部を卒業後、京大の人間・環境学研究科に進学した井上さんは、休学を含め大学院修士課程に7年