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ブックマーク / font-da.hatenablog.jp (8)

  • 藤本タツキ「ルックバック」 - キリンが逆立ちしたピアス(ブログ版)

    昨日、ジャンププラスで公開された藤本タツキ「ルックバック」が大きな話題を呼んでいる。作品は無料で読めるし、英語版も同時に公開された。(日国内からは英語版はアクセスできないようだ) shonenjumpplus.com この作品では、藤野と京という二人の女の子が中心になって描かれている。漫画を描くことが好きな藤野は、不登校の京が高い画力をもっていることに打ちのめされる。だが、京は藤野の漫画を誰よりも愛し、彼女を尊敬していた。二人は共同で漫画を描きはじめ、デビューし、作家として成長していく。京は美大への進学を決意し、二人は別々の道を歩み始める。ところが、ある日、京は見知らぬ男に殺されてしまう。 この作品は、明らかに現実に起きたいくつかの殺人事件に着想を得ている。そのひとつが、2019年7月18日に起きた京都アニメーション放火殺人事件であることは間違いないだろう。この事件では、多くの

    藤本タツキ「ルックバック」 - キリンが逆立ちしたピアス(ブログ版)
    mujisoshina
    mujisoshina 2021/07/20
    自分も読んで凄い作品だと感じたのだが、ネット上での凄いという感想とは何か違うと思った。とはいえ感想を短文で書こうとすれば既存の感想と同じような物になってしまう気がする。
  • 「劇場が閉じた」ことの意味 - キリンが逆立ちしたピアス(ブログ版)

    新型コロナウイルスの影響で次々と劇場が閉じていく。それに対して、演出家の野田秀樹は「ひとたび劇場を閉鎖した場合、再開が困難になるおそれがあり、それは「演劇の死」を意味しかねません」と訴える文章を発表した。 「野田秀樹さん『劇場閉鎖は演劇の死』 公演自粛に意見書」『朝日新聞デジタル』2020年3月1日 https://www.asahi.com/articles/ASN3164G4N31UCVL00B.html この意見書で、野田さんは劇場閉鎖の前例を作ってはならず、できうる限り、劇場閉鎖を避けるべきだと述べている。また、文章の中で「演劇は観客がいて初めて成り立つ芸術です。スポーツイベントのように無観客で成り立つわけではありません」の書いたことにより、スポーツに対する無配慮を批判された。 このような文脈で「劇場」を閉じるべきか否かという議論があったのだが、先日書いた「『演劇』と『労働』」*1

    「劇場が閉じた」ことの意味 - キリンが逆立ちしたピアス(ブログ版)
    mujisoshina
    mujisoshina 2020/05/11
    劇場にしても、今後ずっと無観客演劇を続けるというわけではなくスポーツと同様に一時的に糊口をしのぐために行うのであればそれは生命維持装置みたいなもので、演劇の死ということにはならないのではないだろうか。
  • 男性から男性へ語ること - キリンが逆立ちしたピアス(ブログ版)

    ナインティナインの岡村隆史さんの発言が大炎上している。岡村さんは2020年4月27日のラジオ番組の「オールナイトニッポン」で以下のように発言した。 苦しい状態がずっと続きますから、コロナ明けたら、なかなかのかわいい人が短期間ですけれども、美人さんがお嬢やります。これ、何故かと言うと、短時間でお金をやっぱり稼がないと苦しいですから、そうなった時に今までのお仕事よりかは。 (スポニチによる書き起こし記事を参照) https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20200427-00000196-spnannex-ent はじめに書いておくが、私はこの岡村さんの発言は下劣だと考えている。この発言から滲み出るのは、「経済的に苦境に陥った女性たちを高みの見物をして楽しむ態度」であり「その女性たちの頬を札びらで張る態度」である。すなわち、経済的に恵まれ*1、安全な場所から女性たち

    男性から男性へ語ること - キリンが逆立ちしたピアス(ブログ版)
    mujisoshina
    mujisoshina 2020/05/03
    単純に良い・悪い、擁護・批判で全体を割り切れない複雑な問題をうまく噛み砕かれていると思う。謝罪や説教の内容は完璧からは程遠いのかもしれないが、姿勢に真摯さを感じられたことからまだ救いはあると感じた。
  • 「男」に「男」は救えるか? - キリンが逆立ちしたピアス(ブログ版)

    ここのところ、はてな匿名ダイアリーで、(シスヘテロの)男性と男性の関係についての、男性の書き手による記事が次々と公開されて、ブックマークを集めている。 これまでネット上では「弱者男性」を名乗る人たちが、(経済力のある)女性は(経済力のない)「弱者男性」と結婚して扶養することにより救うべきだという主張をすることがあった*1。それに対して女性から、男性は女性に救いを求めるのではなく、男性に救いを求めるべきだという指摘が寄せられることはよくある。 今回、次々と公開される記事は、男性と男性が人間的に(または情緒的に)繋がることによって、男性が救われることについての困難が言語化されている。 男同士が遊ぶことに楽しさがないわけじゃない。 ただ安心して弱さを見せ合い、ベッタリともたれ合うことはできない。 いわばスポーツや対戦ゲームみたいなもんで、調子のいい時、面白いとき、人生が恵まれている時にお互いの

    「男」に「男」は救えるか? - キリンが逆立ちしたピアス(ブログ版)
    mujisoshina
    mujisoshina 2019/06/22
    同性同士でも救いにはなるんだけど、異性が近付いてくるとやはり同性だけでは物足りないということも意識してしまう。結局は同性と異性の両方が必要で、異性に救いを求めてるのは無い物ねだりなんだと思う
  • 性暴力加害者の心理 - キリンが逆立ちしたピアス(ブログ版)

    性犯罪をおかして、逮捕され服役した人の手記が掲載されています。加害者として経験を話す人は多くないので、参考に挙げておきます。(加害についても触れられているので、リンク先の閲覧にご注意ください) 「【追記あり】元露出狂が綴る防犯対策」 http://anond.hatelabo.jp/20140103224112 この加害者は匿名で、被害者または被害者になりやすい女性に対して、防犯対策と称して「自衛」の方法を綴っています。この記事が「有用だ」「参考になる」と思う人がいるかもしれませんが、私は「加害者が、被害者に自衛を求める」という発想にある種の奇妙さを感じました。その奇妙さは、性暴力加害者に(直接・間接的に)接したり、調査報告を読んだりするたびに感じるものと同じです。 加害者が「自分がどうすれば加害をやめられるのか」ではなく、「あなたがこうすれば、自分は加害をせずにすむ」と述べること。その背

    性暴力加害者の心理 - キリンが逆立ちしたピアス(ブログ版)
    mujisoshina
    mujisoshina 2014/01/05
    この場合の犯罪者の心理としては贖罪による免罪の他に、被害者のためというより、やめなければと思いながら自分ではやめられないが「周りが自衛してくれれば未遂で済む」みたいな犯罪者自身のためである気がする。
  • 陵辱嗜好は病気じゃありません - キリンが逆立ちしたピアス(ブログ版)

    もうタイトル通りで、なにをいまさらという話なんですが。 4,5日前に、匿名ダイアリーで、自分がなぜ「陵辱嗜好」を持つに至ったのかを書いた記事があがりました。 「現実で女に拒絶されているから妄想の中でさえ和姦など想像できない」 http://anond.hatelabo.jp/20100210012057 この匿名ダイアリーに書かれていることはむちゃくちゃです。あっちこっちに八つ当たりで、差別的な発言をしまくっていますから、内容は糾弾されて当然だとは思います。ですが、それ以上でもそれ以下でもありません。 私がわざわざ記事をあげたのはsociologbook*1という大学教員のきしさんがやっているブログに、上の記事に触れて、こんなことが書いてあったからです。 そんなもん、「陵辱嗜好」(笑)なんてものは、復讐でもないし、女性たちに原因があるわけでもないですよ。男の一部に、モテようがモテまいが、そ

    陵辱嗜好は病気じゃありません - キリンが逆立ちしたピアス(ブログ版)
    mujisoshina
    mujisoshina 2010/02/20
    自分も陵辱嗜好は多少なりともあるので、同意したい。が、自分でも病的だと感じることもあるので悩ましい。一般には程度の問題で済まされるのだろうけど。
  • ミニスカ論争 - キリンが逆立ちしたピアス(ブログ版)

    曽野綾子が産経新聞のコラムに書いた主張が話題になっている。曽野さんによれば、ヨーロッパ在住の日人*1が、日の学校制服のミニスカートに眉をひそめているという。そして曽野さんは、次のように書いている。 太ももの線丸出しの服を着て性犯罪に遭ったと言うのは、女性の側にも責任がある、と言うべきだろう。なぜならその服装は、結果を期待しているからだ。性犯罪は、男性の暴力によるものが断然多いが、「男女同責任だ」と言えるケースがあると認めるのも、当の男女同権だ。 このコラムに対して、抗議をしている人*2もいる。怒りを表明している人*3もいれば、曽野さんのような世代の人間の心情を分析している人*4もいる。 曽野さんの文章は、主語があいまいで、何をいわんとしているのかがよくわからない。たぶん、フェミニズムをバッシングしたいのだろう。だが、もってまわった言い方をしているので意味がわからない。曽野さんは、女性

    ミニスカ論争 - キリンが逆立ちしたピアス(ブログ版)
    mujisoshina
    mujisoshina 2009/12/04
    「男性が見方を変えればいいのである。」「一世代では無理かもしれない。でも、時間をかけてでも変えていきたい。」とすれば、過渡期には自衛のためミニスカをはかない選択もありうるのではないか。
  • メリットがあるから、女性に参政権が与えられたのか? - キリンが逆立ちしたピアス(ブログ版)

    web上で、外国人参政権について議論が起きている。外国人に参政権を与えることに「メリットはなんですか?」と聞いてくる人がいる。そういう人たちへの批判を、id:Prodigal_Son さんがしている。 Prodigal_Son「で、メリットはなんですか?」 http://d.hatena.ne.jp/Prodigal_Son/20091112/1257981327 それに対して、id:meiwakoko さんは「国のメリットになる」場合にだけ、参政権は付与されるという反論を出している。 「つまりメリットは何もないわけですね?」 http://d.hatena.ne.jp/meiwakoko/20091112 ひとまず、両者の議論を横に置いておいて、以下のやりとりを見てみよう。まず、Prodigal_Sonさんの問いかけである。 男子の普通選挙が実施されたのは1925年で、女性解放運動活動家

    メリットがあるから、女性に参政権が与えられたのか? - キリンが逆立ちしたピアス(ブログ版)
    mujisoshina
    mujisoshina 2009/11/15
    メリットがあろうが無かろうが、正しい物は正しい。しかしそれを世の中が受入れる大きな原動力はやっぱりメリットなんだよね。いくら正しくても大きなメリットが無ければ、実現するまでには時間がかかると思う。
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