2019年までに実現を目指す3大数値目標の1つに「本の年間貸し出し数300万冊」を掲げ、本のまちづくりを推進する兵庫県明石市。1月にはシンボル施設として明石駅前の再開発ビル内に、民間大型書店と同居する公共図書館をオープンさせた。新たな賑わいを生み出し、まちの価値を上げようとする泉房穂市長に真意を聞く。 ――本のまちづくりを施策の前面に掲げているのはなぜですか。 私自身、子どもの頃から、大人になったら壁一面が本棚になった家に住みたいという夢を持っていたぐらい、本が大好きでした。今も空き時間があると図書館や本屋さんによく行きます。本というのは単なる紙ではなく、歴史の時間を越え、国境を越えて様々な人と出会い、つながることができます。いろいろな学びのきっかけになるものです。 本を明石のまちづくりの中心に位置付けて、人々に住みたいと思ってもらうための売りにしようという考えは、市長になる前から持ってい
![市長になったのは、「本のまちづくり」を実現するため 本をテーマに市のブランドを構築――明石市長 泉房穂氏に聞く | 新・公民連携最前線 PPPまちづくり](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/a017cb516a6644b374d32f3319a8feeb7429ae68/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fproject.nikkeibp.co.jp%2Fatclppp%2FPPP%2F433746%2F072400011%2F01.jpg)