「堀米雄斗効果でスケボー人口が急増している」という噂。取材を進めるとパーク利用者は確かに増え、スケボー用具も売れていることが分かった。一方、日本でスケボーが普及するにはまだまだ問題も多いのが実態だ(全2回の2回目/前編へ)。 千葉市や藤沢市でスケボーパークの計画が進み、東京でも「有明アーバンスポーツパーク」の恒久施設化が検討されている。ただ、そうは言っても理解のあるケースはごく一部だ。大田区城南島へのパーク建設の立役者である冨田誠氏は嘆く。冨田氏は同区糀谷でスケボーショップ「fifty fifty Skateboard Shop」を営んでいる。 「東京都が初めて整備したスケートパークが城南島。あれは大田区でスケートボードをしているOTSCオオタスケートクルーの仲間たちと1998年に署名を始めて、完成まで7年かかりました。当時は都内で唯一の施設だったから、各地のスケーターが集まっていましたね