11月9日、麹町の日本文藝家協会会議室にて行われた記者会見を、現地から速報レポートします。孤児著作物問題を解決するための実証事業を開始することについての報告です。 事業趣旨(配付資料より) 著作権者不明等の場合の裁定制度について、より利用しやすい仕組みに改善するため、利用者の負担を軽減する方策を検討する実証事業を、権利者団体の協力を得て行う。 著作権者不明等の場合の裁定制度についてはこちら。 事業内容(配付資料より) 権利者団体が、利用者の利用ニーズを踏まえて、著作権者不明著作物の裁定利用に必要な「権利者の捜索」や「文化庁への申請」等をまとめて行う。この実証事業を通じて、利用者の負担軽減の効果や課題について検証する。 ○事業実施団体: 権利者団体(9団体*)で構成する「オーファンワークス実証事業実行委員会」 ○実施内容: ①利用ニーズの調査、②権利者の捜索、③裁定申請、④補償金の供託 など