世界最高峰のエベレストで、登山客のガイドを務めるシェルパと呼ばれる人たちが、先月起きた雪崩による死亡事故をきっかけに事故の補償が不十分だとして登山を拒否している問題で、登山家の野口健さんが5日、ネパールで、シェルパの待遇の改善を訴えました。 エベレストでは先月18日、ネパールの13人のシェルパが雪崩で亡くなり、仲間のシェルパが遺族への補償金などが不十分だとして登山を拒否し、ほとんどの登山隊が中止を余儀なくされています。 これについて、エベレストの環境問題やシェルパの支援活動を続けている登山家の野口健さんが5日、カトマンズで会見し、代表を務めるNPOを通じて今回の事故の遺族たちに合わせて1000万円を寄付すると発表しました。 そのうえで、野口さんは「シェルパの人たちが安心して、外国人と山に登ることができる環境を整えていかなければいけない」と述べ、登山の継続のためにもネパール政府や登山客などが
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