昭和52(1977)年11月15日夕刻、新潟市の中学校から帰宅する途中で拉致された。この事件は平成8年10月号『現代コリア』に朝日放送の石高健次氏が寄稿した論文で言及されていた「中学校一年生の少女拉致」が端緒となり、同年末その少女が横田めぐみさんであることが判明、翌平成9(1997)年1月23日西村真悟衆議院議員(現自由)が政府に質問書を提出、さらに2月3日には予算委員会で質問し、橋本総理も調査中であると答弁した。 政府は平成9年5月1日の参議院決算委員会の吉川芳男議員(自民)の質問への答弁を通じ北朝鮮による拉致事件として認定したことを明らかにした。アベック拉致と同様無線傍受などの情報によって特定したものと考えられる。この事件は当初工作員が海岸に来ためぐみさんに見つかり、工作活動が発覚するのを恐れて拉致したと言われていた(当初この情報をもたらした亡命工作員及び亡命工作員安明進氏が聞いた話)