番号の枯渇が懸念される携帯電話に「060」から始まる番号が利用されることとなった。ただ、実際の利用者が使えるようになるのは数年先の見込み。携帯大手各社は、自分の好きな番号を指定できるサービスを提供しているが、「ぞろ目」は申し込みできないようにしている。切りのいい番号を手に入れて転売しようとすると、思わぬトラブルに巻き込まれる危険もあるため、注意が必要だ。 実際の利用は数年先 総務省は10月2日、情報通信行政・郵政行政審議会に番号開放を諮問した。早ければ12月中に利用が可能になる見込み。 ただ、利用者が実際に「060」番を使えるのは数年先になるとみられる。各社への番号の割り当て手続きやシステム改修に時間がかかるからだ。 新しい番号は、携帯大手各社が需要予測などを基に総務省に必要な回線数を要望して割り当てられる。市場調査に一定期間がかかる上、各社は電話がつながるようにお互いのシステムに番号を登