調布市の「武者小路実篤記念館」は今年もバレンタイン限定の「実篤チョコ」を2月1日から発売する。「新しき村」活動を推進した作家とバレンタインの意外な関係とは-。 実篤は昭和30年から90歳で亡くなるまで約20年間、同市仙川に居住。死後、遺族が邸宅と資料を同市に寄贈。同市は実篤を顕彰するため実篤公園と記念館を建設し、60年に開館した。 平成14年のバレンタインデーの時期に、同館のショップで発売している実篤のカボチャの絵と「仲よき事は美しき哉(かな)」の言葉などをあしらった箱入りチョコレートにラッピングサービスをしたところ、翌年も問い合わせがあるなど好評を博した。このため、16年からバレンタイン限定版を売り出すと、口コミで広まっていったという。 限定版実篤チョコの人気について、同館の伊藤陽子学芸員は「地元のもので、他にはないですし、ただのチョコではなく、何か精神的なものも感じるのではないでしょう
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