女子美術大短大・ゴッホクラブ 裂かれる名画 120枚制作2010年12月9日 印刷 Check 仕上げ作業をするゴッホクラブのメンバーたち=東京都杉並区の女子美術大・杉並キャンパス 一瞬で切り裂かれる絵を半年以上かけて制作してきた。女子美術大学短期大学部(東京)の「ゴッホクラブ」は、画家ゴッホの激動の人生を描く舞台「炎の人」で、ゴッホが自身の名画「ひまわり」をナイフで切り裂くシーンで使うために、120枚の絵を完成させた。 1951年初演の「炎の人」は、故・滝沢修による劇団民芸の名舞台で知られる三好十郎の代表作。昨年再演された際、舞台で使う30枚の制作依頼が三好の孫で画家の白木ゆりさん(44)にあり、学生らが白木さんの指導で一枚一枚模写をした。 今年は数が多いため、1人の学生が模写した作品を撮影して印刷。キャンバス地の風合いを出すため、余白は手作業で麻色に塗り上げた。併せて、他のシーンで使う