ここ最近、新興国株式インデックスの値動きが先進国のそれと比べて奮いません。 両方のアセットクラスに投資している人間からしてみれば、ハッキリいって新興国株式クラスが足を引っ張っているような状態です。 新興国のGDPが先進国を凌駕する日が近いだとか、米国経済が減速してもそれに代わって新興国の成長が世界経済を牽引する(デカップリング論)なんてことが声高に主張されていたのも記憶に新しいですが、最近の新興国株式の値動きは冴えません。 はて、このまま新興国の成長は止まってしまうのでしょうか? 新興国株式インデックスに投資する意味はなくなってしまったのでしょうか? ◎成長の罠をどう考えるか 資本主義経済が人間の欲望を原動力に拡大を続けるシステムだという考え方※1を軸に、新興国の人口増加率や平均年齢なども考慮すると、新興国の成長そのものは当分終わらないと言い切ってよいと私は考えています。 今後の世界経済の