4月6日、米当局者によると、シリア政府軍が禁止されている化学兵器を使用したとされ、多数の死者が出たことを受けて、米軍は巡航ミサイルによるシリア空爆を開始した。写真は、シリアでの化学兵器使用について語るトランプ米大統領。ワシントンで5日撮影(2017年 ロイター/Yuri Gripas) トランプ米政権は6日、内戦が続くシリアで、アサド政権軍の支配下にある空軍基地に対し巡航ミサイルによる攻撃を行ったと表明した。シリアで今週、禁止されている化学兵器を使用したとみられる空爆で多数の死者が出たことを受けた対抗措置。 米国防総省の報道官は、地中海東部に展開する米海軍の2隻の駆逐艦から、59発の「トマホーク」ミサイルがシリア政府軍の空軍基地の航空機、防空システム、燃料貯蔵庫などに向けて発射されたと述べた。 「アサド政権の行動を変えようとする長年の試みはすべて失敗、それも劇的な失敗に終わった」とトランプ