コロナに感染したことを実名で公表した市議会議員。公表後、待ち受けていたのは根も葉もない「うわさ」でした。「思いやりの心」こそが、誹謗中傷などの問題解決につながると訴えます。 「最前線でご尽力されている医療従事者までもが、心ない言葉の暴力にさらされており、解決に向けての対策がより必要なところです」(津市議会議員 山路小百合さん) 新型コロナに関する誹謗中傷対策について、議会でこう訴えたのは、津市議会議員の山路小百合さんです。 山路さんは9月中旬、新型コロナウイルスに感染しました。 「議会が終わった翌日、朝は平熱でしたが、夜になってからだるさがあったので、これは議会疲れだなと思いました」(津市議会議員 山路小百合さん) 週が明けると次第に嗅覚障害の症状も出始め、PCR検査で陽性と判明。その後山路さんは、ある決断をしました。 「議会の会期中だったので、職員とも会っていました。どの議員か特定されな