日々の失敗を反省し改善していくことで、人は成長できるわけですが、なかには「失敗するとひどく落ち込んでしまい、反省するのがつらい」という人もいるはず。ですが、そんな人でも「KPT法」という振り返りのフレームワークを使えば、前向きに日々の振り返りができ、改善につなげることができますよ。 今回は、KPT法とはどういうもので、どんなメリットがあるのかを、わかりやすく解説していきます。筆者が実際にKPT法をやってみましたので、その模様も画像つきでご紹介しましょう。 KPT法とはなにか KPT法とは、取り組んでいる仕事や活動を改善するための振り返り方法のひとつ。現状を見直す際に、「Keep(このまま継続すること)」「Problem(課題)」「Try(解決策)」という3つの項目、すなわち「KPT」を書き出し、今後どうするかを考えるものです。シンプルな手法でありながら、ひとりでも集団でも活用できるうえに、
概念化能力とは、具体的な物事を抽象化し、体系的に整理する能力。具体的なモノを抽象的な概念に落とし込むスキルを身につけると、物事の本質をつかめるようになり、問題解決能力の向上も期待できます。 問題解決以外にも、新商品・企画のアイデアを出すとき、ルールやシステムを設計・改善したいとき、組織のマネジメントをするときなど、概念化能力が役立つ場面はさまざま。特に、ビジネスパーソンとしていち早く成長したい方や、企画開発などのクリエイティブな職に就いている方にとって、概念化能力を高めることで得られる恩恵は大きいものです。 今回は、概念化能力・概念化思考とは何かを確認したあと、概念化能力が重要な理由・概念化スキルのトレーニング方法を詳しく解説していきます。 概念化とは 「概念化」と「抽象化」の違い 概念化能力とは 概念化能力を高めるメリット 物事の本質や仕組みをとらえることができる 斬新なアイデアを生むこ
『プラットフォームの教科書 超速成長ネットワーク効果の基本と応用』 発行日:2017/5/29 著者:根来龍之 発行:日経BP社 文:大下文輔 プラットフォームとは何だろう 2010年代になってプラットフォーム、あるいはプラットフォーマーというコトバを見聞きする機会が格段に増えたように思う。そのことは、プラットフォームのビジネスにおける存在感が年々高まっていることを示唆する。だが、あらたまって「プラットフォームって何?」とたずねられたら答えられるだろうか?そして、プラットフォームについて知ることの意味は何だろう?それが本書をひもとく動機となった。 プラットフォームというコトバから連想されるのは巨大企業の営むビジネスやシステムである。PCやスマートフォンのOS、インテルやAMDといったチップや、PSシリーズ、Xboxなどのゲーム機などが古くからプラットフォームとして知られていたが、ここにきて
単なるパーツの組み合わせではイノベーションは生まれないイノベーションは天から降ってくるものでも、ある日突然生まれるものでもありません。過去から脈々と積み重ねてきた創意工夫から生まれた資産や考え方と、別の資産や考え方が組み合わさることで生まれるのです。 一方、パーツを組み合わせればイノベーションが必ず生まれるわけではありません。新しい価値を生み出す組み合わせと生み出さない組み合わせにはどのような違いがあるのでしょうか。 例としてハンバーガーを考えてみましょう。ハンバーガーはパテ(ハンバーグ)とバンズ(パン)といったパーツを組み合わせて作られています。ハンバーグとパン、それぞれでも食べられますが、それらが組み合わさってハンバーガーとなると新たな軸での新しい価値が生まれ、人々の生活が変わりました。イノベーションを生んだ組み合わせです。 今度は別の組み合わせ、ハンバーガー、ポテト、飲み物を組み合わ
昨今、企業の人事教育担当の方から、ビジネススキルのなかでも思考法に関するもの、例えば「論理的思考力(ロジカルシンキング)」や「問題解決能力」といった切り口でご相談いただくことが急激に増えてきています。 その背景としては、テレワークやオンライン化の浸透、DX推進など、事業をとりまく社内外の環境変化のスピードが加速し、複雑化していることが影響しているようです。 そのような変化の大きい環境下では、一律の「正解」が存在せず、常にその時の環境に合わせた「最適解」を考え続けることが求められます。 「最適解」を考え続けることは経営層や管理職だけで実現するのは難しく、日頃から社員一人ひとりが職場の問題や課題について正しいプロセスで考え、課題解決に向けて何をすべきなのかを、組織ぐるみで共有することが大事になってきます。 そのためには「共通言語」としての論理的思考力や問題解決の考え方を一人ひとりが身に付けるこ
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く