夏目和彦 アイ・エム・ジェイ/ディレクター/プランナー 愛知県新城市生まれ。2006年IMJ入社。デジタルマーケティングにおけるプランニングやディレクションを領域としながら、サービスデザインやプロモーション設計まで幅広く活動中。こう見えて1児のパパ。HCD-Net認定人間中心設計専門家。2014年度グッドデザイン賞「未来づくりデザイン賞」受賞など。 あけましておめでとうございます。IMJ夏目です。 先日、宣伝会議さんにご依頼いただいて、大学で授業を1コマ担当させていただきました。100人以上の学生さんがいたので、前の方の席で頷きながら話を聞いている人もいれば、窓際で日差しを浴びながら気持ちよく居眠りしている人もチラホラ。私的にはどちらかというと後者の学生さんたちに懐かしさを覚えながらも、この授業が学生さんたちにとっても自分にとっても、ひとつのきっかけになればと思っています。 さて、このコラ
1980年。カルビーはタイに進出し、現地企業との合弁会社「カルビータナワット」を設立した。武器は看板商品の「かっぱえびせん」。 トムヤムクンに見るように、タイの人々はクン(タイ語でエビ)を使った料理が大好きだ。タイの市場に、「かっぱえびせん」はもってこいの商材のはずだった。 だが、15年ほどは鳴かず飛ばず。どうにも売り上げが上がらない。 なぜか? 日本人でも「かっぱえびせん」と見紛うほどに丁寧に真似されたタイ製のスナック菓子「ハナミ」が、元祖よりも早く市場を制圧していたからだ。 元祖が勝てないのはふがいない。どうやったら劣勢を覆せるのか。 97年8月に赴任した大山勝也氏は、打開策として、カルビーファンや「ハナミ」ファン、お母さんや子どもたちなど200人ほどの消費者を集め、客の本音を探るグループ調査を実施した。そこで明らかになったのは日タイ間の決定的な嗜好の差だ。 「それまでの『かっぱえびせ
管理職、グローバル人材に特化した会員制転職サイト「ビズリーチ」は、それまで「見つけにくかった」エグゼクティブの求人情報を可視化することで、業界に風穴を開けた。求職者課金型というビジネスモデルも日本初である。創設者・南壮一郎氏は、金融業界、スポーツ業界を歩んできた異色の経歴の持ち主で、ITや人材ビジネスの経験がないなか、新たな価値を生み出した。南氏は足場にこだわらない。常に「価値ある事業創出」「面白いこと」にチャレンジする生き方を信条とする。若き南氏にとって、ビズリーチもまた一つの通過点。視線の先にあるのは「世の中に大きな影響を与える存在になること」だ。 6歳から海外暮らしをしたことで、 早くに備わった多様性を受容する力と主体性 大学を卒業するまで、南氏が過ごした「日本の学校生活」はわずか5年間ほど。父親の海外転勤に伴い、幼少期より中学生になるまでカナダのトロントで暮らし、早くから、海を越え
前回のコラムでは、クチコミやオウンドメディアが従来の広告と本質的には異なる存在なので、単純に広告の代わりを期待するのは間違いではないかという話をご紹介しました。 今回のコラムでは少し寄り道して、最近アドタイでも話題の「コンサル会社による広告会社の買収」のトレンドについて、聞かれることが増えたので、こちらでも個人的な考えを書いておきたいと思います。 米国におけるコンサル会社による広告領域への進出の傾向は、宣伝会議に掲載された織田さんのレポートを見れば火を見るより明らかです。なにしろ、AdAgeのデジタルエージェンシーの売り上げランキングでは、2012年には5位にIBMがランクインするだけだったのが、2年後の2014年にはトップ3をIBM、デロイト、アクセンチュアのコンサル会社3社で占めてしまっているわけです。 ■相次ぐコンサルティング会社による広告会社買収、米国の動向まとめ もちろん、このラ
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