銀行が「構造不況業種」と言われて久しい状況が続いています。 特に、地方銀行の苦境は、新首相が「地銀の数が多すぎる」と発言していると報道されていることからも、一般に認識されてきているでしょう。 メガバンクもRPAやAIを導入し業務量の削減、新卒採用の抑制による人員減等の動きがあります。 銀行のコストは主に物件費と人件費です。 物件費はシステムコストと店舗コストであり、このうち特に店舗コストの削減については各銀行が取り組んでいる最中でしょう。 そして、店舗が減少し、業務量が減少するのであれば、もちろん銀行員も必要無くなるでしょう。特に支店で業務を行う窓口業務や事務が減少していくからです。 今回は、全国の「銀行員数の推移」について焦点を当て、銀行の現状について確認してみることにします。 銀行員数の推移 所見 銀行員数の推移 では、苦境にある銀行員の人数は減少しているのでしょうか。 全国銀行協会の