我々は地球温暖化に真剣に対峙していこうとしている時代に生きています。 ロシアがウクライナに侵略し、一時的には化石燃料の削減が停滞する可能性はあります。但し、それでも脱炭素の流れは簡単には変わらないでしょう。 このような時代において、日本国はどのような温暖化対策を取っていくべきなのでしょうか。 今回は、日本銀行が分かりやすい資料を公表しているので、その資料からデータを引用しながら、日本の状況について簡単に確認していこうと思います。 長期的に見た脱炭素の動向 将来動向 電源の脱炭素化 まとめ 長期的に見た脱炭素の動向 最初に日本国の長期的な脱炭素の動向を確認していきましょう。 読者の皆さんは日本という国は、省エネが進んだ国とお考えではないでしょうか。 以下のグラフをご覧ください。 (出所 日本銀行「脱炭素社会への移行過程におけるわが国経済の課題:論点整理(概要)」) まず、このグラフにおける「