女性アナ「男の体臭キャンセル事件」が意味すること…「すべての男性は強者だから何を言ってもいい」という「おかしな理屈」の終焉 「男性蔑視」という時代の変化 フリーアナウンサーとして活動する川口ゆり氏がX上で夏場の男性の体臭について投稿したところ炎上し、所属事務所側から「異性の名誉を棄損する投稿」として契約解除——いわば「キャンセル」となってしまった事件が大きな波紋を呼んだ。「ご事情があるなら本当にごめんなさい」と前置きしたうえで、「夏場の男性の体臭が苦手だ」と、あくまで個人の好みについて述べた内容であったが、これが男性差別や男性蔑視と受け取られてしまったのである。 たしかに男性にとっては面白くない投稿であったかもしれないが、しかしながらこうした「男性下げ」的な言動がこれほどまでに大問題になる例は皆無だっただけに、ネット上では大きな注目を集めた。 これは端的に、「炎上の男女平等」の時代が幕を開