日本で高齢化が指摘されるようになって久しい。 数字を見てみると、日本の高齢化率(65歳以上が総人口に占める割合)は2017年に27.7%で、10年の23.1%からハイペースで上昇していることが分かる。 ただ、高齢化が進んでいるのは何も日本だけではない。世界全体でも高齢化率は上昇しており、10年に7.6%だったのが、16年には8.48%になっている。特に先進国は高齢化が顕著だ。例えば、米国では6月21日に最新の国勢調査の結果が発表され、高齢化が加速していると指摘されている。 国全体で高齢化が進むことで、多くの先進国では労働力が足りなくなるとの懸念が出ている。当然日本でも労働人口は減少の一途をたどっているが、その傾向は今後も強くなると見られている。その対策として、日本では近い将来、国家公務員の定年を現行の60歳から65歳に引き上げることになりそうで、公的年金の受給開始年齢も75歳からになる可能