イスラム教過激派組織ISILが昨年、イラクとシリアの一部を席捲した際にソーシャルメディアを通じてその戦果を大々的に誇示しました。それに応えるように、世界各地から数千人の戦闘員が戦列に加わりましたが、同時に反ISIL義勇兵もイラクに集結しました。 「オレの使命は『ダーイシュ』をこの国から追い出すことだ。奴らを根絶やしにしてやる」(外国人戦闘員) イラク北西部ニーナワー州の「アッシリア愛国党」本部には、キリスト教系民兵を支援するためにアメリカ人義勇兵が多数参集しています。彼らは、前線に取り残されたキリスト教系住民保護のためクルド人民兵組織「ペシュメルガ」を支援しています。 「どんな犠牲を払ってでも住民を守る。これは、住民に対する愛と関心と敬意の表れだよ」(外国人戦闘員) 戦闘に参加する動機はそれぞれ違っていても、彼らの多くは元米軍人で、反ISILで団結しているようです。 (イラク 1