名古屋市は、まだ使用できる粗大ごみの家具などを日本最大のフリマサービスの「メルカリ」に出品し、廉価で販売する取り組みを始めた。不要な家具や家電の売買を仲介するサイトや、リサイクルショップの一括査定をするサイトの紹介も併せて開始。いずれも来年3月末までの実証実験で、「物の再利用(リユース)」の促進を図る。 市は1998年11月に粗大ごみの有料回収を開始。99年10月、粗大ごみの家具の販売を南リサイクルプラザ(南区)で始めた。これまでは抽選販売で、現地で申し込んだ後、当選者に代金の納付書が送られ、振り込み後に商品を受け渡すという仕組み。時間がかかる上に煩雑だった。 そこで、今月5日の「環境の日」からメルカリのサイトに同プラザで展示中の家具を出品。価格は300~1500円程度で、購入希望者はスマートフォンのアプリやパソコンのサイトからキャッシュレス決済で購入できる。購入した商品の配送はできず、同