子供たちが学校で教員らから受ける性的な被害が後を絶たないため、中高生や教員に役立ててもらおうと実態を紹介したDVDを大阪の市民団体が制作した。タイトルは「ちゃんときいて受けとめて-スクール・セクシュアル・ハラスメント」。ドラマ仕立てにし、演劇部に所属する現役中学生と教員が出演。8日に上映会も開かれる。 制作したのは特定非営利活動法人(NPO法人)「スクール・セクシュアル・ハラスメント防止全国ネットワーク」。 部活動で女子生徒が足首をくじいたとき、男性の先生がマッサージしたが、太ももや足の付け根までもみ始めた。先生が「みんなには内証」と言って携帯電話にメールを送ってくる-。これまで受けたそんな相談内容をまとめてドラマにした。問い合わせは同ネットワーク、電話06・6995・1355。