女性向け人材派遣サービスのビー・スタイルが7日発表した「仕事環境に関する実態調査」で、企業で働く女性の7割以上が平均年収300万円未満で、約4分の1が非正社員という実態が分かった。昭和47年に男女雇用機会均等法の前身の「勤労婦人福祉法」が施行され、40年以上が過ぎたが、男女の格差は依然大きい。 全国の男女800人を対象にしたインターネットでの調査では、平均年収が300万円未満の男性は47.0%、女性は71.6%だった。3割近い女性が、「男性と同じ仕事を任せてもらえない」「基本給に何万円も差がある」「女性の管理職がいない」などの不満を抱えている。非正社員(契約社員または派遣社員)の割合も男性が6.2%、女性が24.0%。女性の非正社員で10年以上の勤続は0.6%(正社員は4.4%)にとどまった。