書店大手の丸善に165万円の課徴金納付命令、有価証券報告書の虚偽記載 金融庁は4月3日、書店大手の丸善に対し、有価証券報告書の虚偽記載を理由に165万9999円の課徴金納付命令を出した。金融庁が3月14日に証券取引等監視委員会から勧告を受け、審判手続き開始を決定したあと、丸善が虚偽記載を認めた。 丸善は売り上げの前倒し計上などにより、2005年9月中間期と2006年1月期の報告書で損失を実際より少なく記載するなどしていた。2005年9月中間期については、実際の純損失が69億500万円だったが、これを40億7900万円と記載した。2006年1月期については純損失が67億9000万円だったが、66億2400万円と記載した。 また東京証券取引所は同日、1部上場企業の丸善に対して注意勧告を出し、再発防止策の実施を促した。 丸善では、金融庁の課徴金納付命令と東証の注意勧告について、真摯(しん