新型インフルエンザの感染確認が相次ぐ大阪府と兵庫県に対し、台湾政府から20日、各10万枚のマスクが贈られた。 大阪府では、府社会福祉協議会の青木美知子事務局長が、総領事館にあたる「台北駐大阪経済文化弁事処」の洪(こう)湫淦(しゆうかん)副処長からマスクを受け取った。今後、発症者が集中している府北部や八尾市の介護施設、児童福祉施設などへ配布され、職員や利用者に渡される。 洪副処長は「新型肺炎(SARS)騒動を通じて各国が協力し合うことの大切さを学んだ。マスクの品薄で困っている日本の皆さんの役に立てば」と話していた。