更新サボっていてすいません。主な理由は「一度サボりだしたら再開するきっかけがつかめない」というものなのですが、一応言い訳として本を書いておりました。 「ネット世論が中国を変える」と言われていたのは今は昔。習近平体制は強圧的な言論統制とネットユーザーのお株を奪うポップな世論対策で事態を一変させました。「人権派弁護士200人の逮捕、拘束」などの強硬路線と「中国共産党御用達アイドルの誕生」などの柔軟路線は表裏一体の関係にあります。本書では中国のネットで活躍し、祖国を追われた亡命中国人漫画家の辣椒(本名:王立銘)氏のイラストとインタビューを掲載。転換期の渦中にいた中心人物を水先案内人として、習近平体制と中国社会の変化を読み解きます。 1/3ほど読む。軽快な文章で読みやすい。最近の自分の取材も含めてつくづく思うのは、中国国内で習近平体制が「知らない人」や「気づかない人」にはかなり歓迎されていること。