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ブックマーク / www.astroarts.co.jp (12)

  • 「あかつき」、金星に巨大な弓状構造を観測

    探査機「あかつき」の観測で、金星の南北方向に約1万kmにもわたる弓状構造がとらえられた。超高速風のスーパーローテーションに流されることなく形状が保たれており、下層大気の圧力変化が上空に伝わって作られたものと考えられている。 【2017年1月19日 JAXA/ISAS/立教大学】 2015年12月から金星の周回探査を開始した探査機「あかつき」が初期観測で、金星の南北方向に約1万kmにわたる弓状構造をとらえた。 2015年12月に「あかつき」が撮影した金星。(左)輝度温度、(右)放射輝度(提供:JAXA、以下同) 金星では「スーパーローテーション」と呼ばれる高速の東風が吹いており、その速さは金星を覆う雲層の上端(高度約65km)で秒速約100mにも達する。しかし、弓状構造は4日間の観測期間中に地理的にほぼ同じ場所に出現しており、スーパーローテーションの影響を受けていないことが確認された。こうし

    「あかつき」、金星に巨大な弓状構造を観測
    myrmecoleon
    myrmecoleon 2017/01/20
    イシュタルさんの宝具の跡だ(違う
  • 探査機「ドーン」、小惑星ベスタに到着

    【2011年7月19日 NASA】 7月15日、2007年9月に打ち上げられたNASAの探査機「ドーン」が小惑星ベスタの周回軌道に入った。2週間の軌道調整の後、1年間の観測を開始する予定だ。 周回軌道投入後、1万5000kmの距離から初めて撮影されたベスタ。1ピクセルあたり約1.4km。クリックで拡大(提供:NASA/JPL-Caltech/UCLA/MPS/DLR/IDA) 7月15日午後2時ごろ(日時間)、NASAの探査機「ドーン」が小惑星ベスタの周回軌道入りに成功し、火星と木星の間にある小惑星帯天体の周回軌道に入った史上初の探査機となった。 現在地球から1億8800万kmのかなたにあるベスタは小惑星帯で2番目に重い天体で、直径は約530km。1807年に4番目の小惑星として発見され観測が行われてきたが、ドーンによる探査で初めて詳細な姿が見られることになる。 ドーン主任研究員のChr

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    myrmecoleon 2011/07/19
    ドーンがどーんと到着。
  • むりかぶし望遠鏡がとらえた、奇妙な彗星

    むりかぶし望遠鏡がとらえたリニア彗星P/2010 A2の画像(撮影日時/1月16日0時51分、撮影者・画像処理/石垣島天文台 花山秀和研究員)。クリックで拡大(提供:石垣島天文台) 1月15日夜、石垣島天文台のむりかぶし望遠鏡(口径105cm)は、コマや核とよばれる頭の部分がない奇妙な彗星の撮影に成功しました。 この天体は、1月6日にNASAのリニア(LINEAR)計画のチームによって新しい小惑星として発見されましたが、その後の観測で長い尾が見つかり、彗星として分類され仮符号(P/2010 A2)が付けられました。 しかし、奇妙なことにこの彗星は、まっすぐとした長い尾をもちながら、コマとよばれる淡く広がった領域も、明るく輝く核とよばれる部分もありません。一般に、彗星は、ほとんどが氷とダスト(塵)でできているとされています。太陽に近づくと熱や太陽風によって表面が蒸発し、周囲にはコマを作り、吹

  • 土星の衛星4つに新しい名前 命名数で木星の衛星を逆転

    IAUが正式に命名した数では、ついに土星の衛星が木星の衛星を逆転した。この数年間、土星の新衛星発見が相次いだ結果だ。なお、不確かなものも含め仮符号だけがついている衛星の数では、両者は63個で並んでいる。 命名された衛星は発見の経緯や実際の性質もさまざまで、それは名前の由来にも反映されている。 49番目の命名衛星となったAntheは、ギリシア神話に登場する巨人族アルキオネウスの娘に由来する。カッシーニが撮影した画像から発見され、2007年7月に発表されたばかりだ。ちなみに、カッシーニの画像からはいくつもの衛星が見つかっているが、そのうち2004年に発見されたMethoneとPalleneの軌道はAntheとひじょうに近い。MethoneもPalleneもアルキオネウスの娘。3つの衛星の軌道は、ミマスとエンケラドスの間にある。 50番目のJarnsaxa、51番目のGreipは、土星からの距離

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    myrmecoleon 2007/09/27
    またマイナな名前が多いな。
  • 土星に新たなリングを発見、背景には未知の衛星の可能性も

    【2006年10月13日 JPL News Releases (1) / (2), IAUC 8759 / 国立天文台 アストロトピックス(248)】 NASAとESAの土星探査機カッシーニが、土星の新しいリング(環)を相次いで発見した。どのリングも土星の衛星からの放出物で形成されていると見られるが、1つだけ、周囲に衛星が見つかっていないものがある。新しいリングの発見がさらに新しい衛星の発見につながるかもしれないとして、画像の解析が進められている。 新しいリングの位置を示した画像。クリックで拡大(提供:NASA/JPL/Space Science Institute) 新しいリング。クリックで拡大(提供:NASA/JPL/Space Science Institute) これまで検出できなかったリングをカッシーニが見つけることができたのは、太陽の光に邪魔されることなく「じっくりと」観測でき

  • 「太陽系の惑星の定義」への国内の対応始まる

    【2006年9月5日 国立天文台 アストロ・トピックス(237)】 「惑星の定義」は国際的に決定したが、これに伴うさまざまな変更が一段落するまではまだ時間がかかりそうである。新しい用語の日語訳を決定し、概念を整理するという大仕事に関係機関が乗り出した。 すでにアストロ・トピックス等でご紹介しましたように、2006年8月24日、国際天文学連合(IAU)総会において、太陽系の惑星の定義について決議がなされました。その結果、水星、金星、地球、火星、木星、土星、天王星、海王星が惑星であり、冥王星および同種の天体はdwarf planetと呼ぶことが決まりました。dwarf planetなどの用語の日語訳をはじめ、新しい定義に基づく概念や用語を整理していくことは、教科書などでの混乱を避けつつ、今後、広く社会に周知していく上で重要です。 このような状況の中、9月4日、日学術会議IAU分科会長、日

  • 【速報】太陽系の惑星の定義確定

    【2006年8月25日 国立天文台 アストロ・トピックス(233)】 24日21時(日時間)から行われた国際天文学連合(IAU)の総会で、「太陽系の惑星の定義」が決定された。この結果、太陽系の「惑星」は水星から海王星までの8個となり、冥王星は惑星ではなく"dwarf planet"という新しい分類に入ることとなった。 冥王星は、今夜が「惑星最後の夜」になった。2006年8月24日21時8分(日時間)、西はりま天文台の「なゆた望遠鏡」+高感度ハイビジョンカメラで撮影。クリックで拡大(提供:兵庫県立西はりま天文台) 8月14日からチェコのプラハで開催されていた国際天文学連合(IAU)総会は24日、太陽系の惑星について、以下のように決定しました。これは海王星・冥王星より遠い小天体が最近多数発見されていることなどにより、これまでの太陽系像を改定する科学的必要が生じたもので、2年近い討議と特別委

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    myrmecoleon 2006/08/25
    二転しましたがやっと確定。
  • 【特集・太陽系再編】(3)「小惑星」が消える

    【2006年8月21日 アストロアーツ】 変わるのは惑星だけではありません。それ以外の太陽系のメンバーも、名称が変更されようとしています。特に、「小惑星(minor planet)」という呼び方が撤廃されて、「太陽系小天体(small Solar System bodies)」になろうとしている点が注目されます。現在小惑星の代表であり、惑星にすることが提案された「セレス」を中心にその事情を見てみましょう。 埋まる数字、欠ける数字 − セレスのポジションはどこに ハッブル宇宙望遠鏡が2003年から2004年にかけて撮影したセレス。丸くて、新しい惑星の定義にあてはまることは確かだ(提供:NASA, ESA, J. Parker (Southwest Research Institute), P. Thomas (Cornell University), and L. McFadden (Uni

  • 2003 UB313発見者、惑星の新定義に異議「第十惑星にならなくてもいい」

    【2006年8月22日 CNN.com】 Micheal Brown教授は、今や「第十惑星」ともてはやされる天体「2003 UB313」の発見者だ。彼の発見が契機となり、国際天文学連合(IAU)の総会で「惑星の新定義」がまさに議論されている最中だが、Brown教授の反応は意外なものだ。原案に真っ向から反対し、「惑星は(冥王星を除く)8個でもいい」とさえ言い切っている。 「IAUの原案が可決されれば、太陽系はこうなる」とBrown教授は指摘している。クリックで拡大(提供:Mike Brown, Caltech) もし、今月16日にIAUに提出された原案がそのまま可決されたら、もっとも名誉を得るのはカリフォルニア工科大学のMicheal Brown教授だろう。彼が冥王星よりも大きな天体・2003 UB313を発見したことで「惑星を正式に定義しよう」という機運が高まったのだし、原案が可決されれば

  • 【特集・太陽系再編】(2)惑星は増え続けるか

    【2006年8月19日 アストロアーツ】 今回提案された「惑星の定義」の1つは、「自分の重力で丸くなるほど大きな天体」というものでした。この定義によって、惑星に含まれる天体の数は急激に増えると予想されます。すでに発表された12個の「惑星」に加えて、12個の天体が「惑星候補」として挙げられているのです。 候補乱立 12個の惑星候補。地球を含めた縮尺は正しいが、模様はイメージである。クリックで拡大(提供:The International Astronomical Union/Martin Kornmesser) 国際天文学連合(IAU)が示した原案がそのまま採決されて、「惑星の定義」が正式に決まったとしましょう。天文学者たちが繰り返してきた「惑星か、惑星でないか」という議論は、ついに収まるのでしょうか。 いいえ、彼らが当に忙しくなるのは、これからです。 図は、原案の中で「惑星だ」とされた1

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    myrmecoleon 2006/08/19
    セレセレだけでなく,パラパラとベスベスもセーラー戦士候補に(違
  • 【特集・太陽系再編】(1)太陽系の外へ広がる影響

    【2006年8月17日 アストロアーツ】 8月24日、国際天文学連合総会で「惑星」の定義が決定します。「惑星の数が増えそうだ」ということが話題を呼んでいますが、重要なのはそれだけではありません。そこで、アストロアーツニュースでは「特集・太陽系再編」として注目すべきポイントを4回にわけて紹介します。第1回は、この10年で急激に発展した「系外惑星」、つまり太陽系の外にある惑星を研究する分野への影響を考えます。 「惑星とは、(a)十分な質量を持つために自己重力が固体としての力よりも勝る結果、重力平衡(ほとんど球状)の形を持ち、(b)恒星の周りを回る天体で、恒星でも、また衛星でもないものとする。」(国立天文台 アストロ・トピックス 230) これが、国際天文学連合(IAU)が示した「惑星の定義」の原案です。(a)の定義は、これまであいまいだった「冥王星は惑星なのか?」などといった問題に決着をつける

    myrmecoleon
    myrmecoleon 2006/08/19
    定義の変更で,系外惑星が8→200?
  • 「惑星」の定義の原案、公開へ

    【2006年8月16日 国立天文台 アストロ・トピックス(230)】 8月14日からチェコの首都プラハで行われている国際天文学連合総会で「惑星」の定義の原案が提示され、内容が公表されました。原案では新たに3つの惑星が追加され、太陽系の惑星は合計12個となっています。最終案は24日に再度提示され、同日中に決議されます。 提案された定義に則した太陽系のイラスト。クリックで拡大(提供:The International Astronomical Union / Martin Kornmesser) 8月14日から2週間の日程で、国際天文学連合総会がチェコの首都プラハで始まりました。3年に1度開催される総会は、今回が26回目を迎えます。今回の総会での注目は、なんといっても「惑星」の定義が決議されるかどうかでしょう。 これまで「惑星」の厳密な定義はありませんでした。19世紀初めから、火星と木星の間に

    myrmecoleon
    myrmecoleon 2006/08/17
    セレスは惑星だけど小惑星と呼ぶ?→Dwarf Planet を矮惑星と訳す記事あり。納得
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