──『統計学が最強の学問である』は、普段我々が目にする統計データの歴史や成り立ち、方法論などを丁寧に紹介しながら、統計を活用するためにはどのようなことを心掛ければいいのかを解説した入門書です。ところで、冒頭にも記されているとおり、本著は西内さん自身が統計学的アルゴリズムを導入した定額課金型コンテンツ配信プラットフォーム「cakes(ケイクス)」にて連載した原稿をまとめたものだと聞いています。 西内啓氏(以下、西内氏)■はい。ベイズ統計学を活用して作られているcakesでベイズ統計学の解説をしていたので、書きすぎてサイトの設計がバレちゃうんじゃないかとヒヤヒヤしていました(笑) ──自身が統計学を導入したサイトに統計学の連載するのは変な感じでしょうね(笑)。具体的にどのようなアルゴリズムを採用したのですか? 西内氏■cakesを運営するピースオブケイクのCEO・加藤貞顕さんが常々おっしゃって
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