地域格差と言うけれど、それはそれで一つの需給社会が形成されているのかもしれない一連のエントリを見て考えてみた。 俺は現在の妻と都心にある某私大在学中に知り合って以来、くっついたり離れたりを繰り返しながら同棲・結婚に至った。 そして妻が子どもを身ごもったときに「身寄りのない都会での子育ては不安がある」と言うので、妻の実家である寂れた街に引っ越すこととなった。 その地域は、今思い出しても実に特徴的だったと思う。 まず、妻のように(ましてや女一人で)東京の大学に進学するというのは極めて少数派であることがわかった。そして、東京の大学なんかを出ているよりも地元の高校を出ている方が就職などで有利なときすらあるということもわかった。 何しろ、そこの土地の人たちときたら、東京六大学の校名すらロクに言えないのだ。 俺は、地場の事務機屋に職を見つけて勤めることとなった。そこでまっ先にきかれたのは、「キミは○×
個人にある種の才覚とネット上での行動力さえあれば、リアル社会に依存せずとも、ネット上に生まれた十分大きな経済圏を泳ぐことで生きていける。本書が紹介する20人の先駆者たちが証明しているのは、そういうことだ。「ニート」だ「引きこもり」だと親が心配して騒いでいる間に、実は息子や娘たちがインターネット経済圏で両親の倍も三倍も稼いでいたなんて事例は、「次の十年」を待たずして続々と報告されることだろう。 これは、2年前の2005年8月に書かれた梅田さんの書評だけど、「次の十年を待たずして続々と報告されることだろう」という予測は、見事に当たった。 厳しい雇用環境下に置かれる「就職氷河期世代」の20代~30代 の若者たちの中から、会社に雇用されることを捨て、自営志向による不労所得 に時間をかけ、親や同世代以上の年収を稼ぐようになった「ネオニート」といわれる成功者が現れ始めている。 しかし、こういう報告は、
このブログを始めた一つのきっかけは、価値観に根ざした習慣である「7つの習慣」と、日常のタスクマネージメントに密着した「GTD」のバランスこそが今後非常に重要になるだろうと思い、それを両方とも追いかけるブログを作ってみたかったのがあります。 しかしその二つに次ぐ、第三の潮流だと思うのが先日から紹介している Tim Ferris の The Four-hour Work Week です。自分の夢・目標に忠実になり、それに必要ない仕事は消去するか、他人にまかせてしまおうという考え方を説明した本です。 本の中には「トラブルしかもたらさない顧客はこちらから解雇しよう」とか「日常の業務もインドにアウトソーシングしてしまえばいい」といった、字だけを追っていると反感を買いそうなこともたくさん書いてあるので、素顔の Tim がどんな人物かには非常に興味がありました。 先日、Tim Ferris が Scob
これから超傑作の話をしよう。 人は物語と出会う。 人はその人生の必要なタイミングで、ふさわしい時にふさわしい本に出会う。自分の心境に、悩みに、幸福に、不幸に、悲しみに、喜びに、怒りに妙にぴったりはまる物語に出会う。本を読んでいる人間は、誰しもがそれを信じている。そういう体験をしてきたからこそ、いまだに本を読んでいる。 目はすっかり肥えてしまい、傑作に遭遇するより凡作を掴むことが多くなったとしても、本を読み続けるのはそのためだ。本という形に限らない。年間何本も映画を観続けている人もそうだろう。物語を読み続けている人は、小さな確信を持っている。 人はどうして物語を生み出したのか。 その深遠な問いの答えかもしれない。 だけど、今は超傑作の話をしよう。人によっては変人奇人がバカ騒ぎするくだらないお話にすぎないかもしれない。けど、物語はきっとふさわしい読者に届く。人はふさわしい物語に絶対に出会える。
社内システムにはIRCをフル活用し、ケータイ世代の若者に向けたサービスを提供するモバイルファクトリーで働く松野徳大さん。基本的に残業はしないのがポリシーだという。 「働くのは1日8時間。よほど差し迫ったときを除いて残業はしません」携帯向けのサービスなどを制作しているモバイルファクトリーの若きエンジニア、松野徳大(まつの・とくひろ)さんはそう話す。「ある日2時間残業したら、翌日の仕事時間から2時間差し引いてもいいくらいだと思っているんですよ。一時的なものならともかく、ずっと残業続きだと体がもちませんしね」 モバイルファクトリーは携帯でも聴けるポッドキャスティング「Caspeeee(キャスピィ)」やブログを利用したプロモーションサービス「BloMotion(ブロモーション)」、携帯向けアフィリエイトなどを展開している。 プログラマーの働き方は数字では測れない部分が大きく、1日8時間働いていると
東京都文京区本郷でとあるCMS開発会社を営む社長のブログ。さっきまで「越後のCMS問屋」だったのですが、会社が新潟に移転したと勘違いされたようなので変えました。 モバイル、ゲーム、フィード、Ajax、Flash、ハイテクグッズあたりのはやりモノが好きです。 最新作「メルルーの秘宝」がドワンゴから提供中 週刊アスキーで「2045年の週刊アスキーをつくる」連載中 大学もまともに行ってない僕が、こういう話をするのもへんですが、学会というのは面白いところだと思うのです。 僕が行く学会は、たぶんいわゆる「学会」のど真ん中、というわけでもないのだと思いますが、たまにどこかの学会の分科会のさらに末端の研究会、みたいなものに招いていただくことがあって、そういうところでする話というのは、普通のプレゼンじゃ面白くありませんから、僕なりにその学会のテーマにあったものを用意していくのです。 ところがだいたい
2007年03月20日02:30 カテゴリLoveCode 君たちの感動的なお言葉 ネット空間で特に顕著だが、日本人は梅田望夫にツッコまない。 My Life Between Silicon Valley and Japan - 直感を信じろ、自分を信じろ、好きを貫け、人を褒めろ、人の粗探ししてる暇があったら自分で何かやれ。 ネット空間で特に顕著だが、日本人は人を褒めない。 高校生のための批評入門 梅田卓夫/ 服部左右一/ 清水良典/ 松川 由博 以前から本blogで言ってるけど、もっとツッコめよ。心の中に違和感があったら口に出せ。誰だっていくつになったって、他人の違和感は指摘されなければわからない。そういう小さなことの積み重ねで、ものごとは回りもするしつまづいたりもする。「人を批判する」というのは、「ある対象をより善くしていく能力」と密接に関係する。「ある対象をより善くしていく能力」とい
sillywalk曰く、"日刊スポーツの記事によれば、昨年6月に通勤途中の電車内で倒れ死亡した大手事務機器メーカー課長(当時42)について、八王子労基署が会社でのPC操作記録をもとに労災認定したことが10月21日に明らかとなりました。 弁護士によると、労働時間を証明する資料を会社側が示さなかったため遺族側が証拠保全を申請し、課長による会社サーバへのアクセス時間、メールの送信時間、文書ファイルの更新時間が判明。死亡前3ヶ月間の平均時間外労働が一月あたり86時間だったことが証明され、労災と認定されたそうです。"
友人の石黒邦宏と久しぶりに会った。四年前に http://book.shinchosha.co.jp/foresight/main/data/frst200211/fst.html という彼についての文章を書いて以来、数ヶ月に一度は話していたのだが、僕も彼も今年は忙しくて、昨日は半年ぶりに彼とランチ・ミーティングをした。彼と会うと元気が出てくる。 「この間数えてみたら、10年連続10万行、プログラムを書いていたことになるんですよ。あと何年くらい続けられるかなぁ」 前回会ったときに印象に残った彼の言葉がこれだった。同席していた若いハッカーが「年に10万行って一日平均250から300行か。土日もなしで毎日書いて・・・」 とけっこう驚いていた。ところで石黒の自信というのは凄いものがある。JTPAツアーで日本の学生たちに講演してもらったときも「オレが教えてやるんだって気持ちで、僕はシリコンバレーに
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く