ポイント! 副鼻腔炎、鼻炎、上気道炎、気管支炎などの感染疾患を治療する上で鼻水を吸引しても、治りを早くしたり、その他の疾患の併発を予防できる医学的かつ明確な根拠はありません。=鼻水を吸引しても一時的に症状が改善されるだけです。 ・夜間、お子さんが鼻水が多くて苦しそうな時は、その時の鼻の症状を一時的に改善するという意味で、鼻の洗浄、鼻の吸引をしてあげると良いでしょう。 乳幼児の鼻炎、副鼻腔炎において、鼻水を吸引することは、その病気を治す上で医学的に必要なのかどうかを解説します。 鼻水はなぜ出るの? 鼻水はそもそも何で出てくるのでしょうか? 鼻は空気を吸い込んだり、においを感知する機能を持っています。これらの機能を果たすために、吸い込む空気の湿度や温度を調節したり、外界からの異物の侵入を防ぐ機能が必要になります。これが鼻水の機能なのです。 具体的に例を挙げて鼻水が出る状況を解説します。 ①温度
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