小型衛星打ち上げ 新技術確立へ 3月3日 4時2分 低コストで開発できるとして世界的にニーズが高まっている、小型衛星の打ち上げ機会を増やそうと、宇宙航空研究開発機構は、ロケットで直接打ち上げるのではなく、無人輸送船「こうのとり」で複数の小型衛星を宇宙に運び、目的の軌道に入れる、新たな技術の確立を目指すことになりました。 小型衛星は、短い期間で、しかも低コストで開発できるなどとして、最近、世界的に注目を集めていて、日本でも大学などが開発に乗り出していますが、国内での打ち上げ機会は年に1回程度しかないのが現状です。このため、宇宙航空研究開発機構は、日本の無人輸送船「こうのとり」で複数の小型衛星を国際宇宙ステーションに運び、そこからロボットアームを使って地上400キロの軌道に入れる、新たな技術の確立を目指すことになりました。この方法を使えば、ロケットで直接打ち上げる場合に比べて、衛星に加わる振動