打ち上げのため、発射点に移されるH2Bロケット4号機=3日午後1時6分、鹿児島県南種子町、池田良撮影 【東山正宜】国際宇宙ステーション(ISS)に物資を運ぶ無人補給船「こうのとり(HTV)4号機」を載せたH2Bロケット4号機が3日、鹿児島県の種子島宇宙センターで打ち上げ準備の最終段階を迎えた。機体組み立て棟での確認を終え、特殊な車両で500メートル先の発射点へ移動した。打ち上げは4日午前4時48分の予定だ。 H2Bは全長57メートル、重さ531トンの国産最大のロケット。気象庁によると、鹿児島県のこの日の予報は曇り。三菱重工業と宇宙航空研究開発機構は、今のところ打ち上げに支障はないとみている。 計画では、HTVは9日夜に地上約400キロをまわるISSに到着し、ドッキングする。HTVは、2011年の米スペースシャトル退役後、ISSに大型機器を運ぶ唯一の手段となっている。 関連記事「こうの