情報衛星、貢献見えず=災害対応も機密の壁−専門家「公開、活用を」 情報衛星、貢献見えず=災害対応も機密の壁−専門家「公開、活用を」 大規模災害への対応も運用目的に掲げられている政府の情報収集衛星(IGS)。東日本大震災では、活用実態が見えない。政府は「利用できるものは利用している」(枝野幸男官房長官)と強調するが、具体的内容は「国家機密」と説明がないまま。多額の予算を投じたIGSの「沈黙」に、防災の専門家からは「もっと活用すべきだ」との声が上がっている。 IGSは1998年の北朝鮮のミサイル発射を受け、事実上の偵察衛星として導入が決定。2003年の打ち上げ以降、運用費など総額7000億円が投じられた。 大規模災害時の被害状況把握には、広範囲を観測できる人工衛星の画像データが重要な役割を果たす。今回の震災でも、宇宙航空研究開発機構の衛星「だいち」が被災地の画像を随時公開。福島第1原発事故
7個目の惑星発見の可能性も=2000光年離れた恒星に−NASA 7個目の惑星発見の可能性も=2000光年離れた恒星に−NASA 地球から約2000光年離れた恒星「ケプラー11」で6個の惑星が発見され、今後7個目が見つかる可能性もあると、米航空宇宙局(NASA)が2日(米国時間)発表した。2009年3月に打ち上げたケプラー宇宙望遠鏡で、はくちょう座やこと座の方向を観測した成果。太陽系外の恒星で見つかった惑星の数はこれまで3個が最大だった。 惑星6個のうち5個の公転軌道はケプラー11に非常に近く、太陽系に当てはめれば水星の軌道の内側に入る。最も外側の6個目の軌道も水星と金星の間に入る。6個とも地球より大きいが、最大でも天王星や海王星ぐらい。岩石とガスで構成され、水を含む可能性もある。(2011/02/03-09:53)
「こうのとり」ISSに結合=ロボットアームで「百点満点」−水や実験器具補給 「こうのとり」ISSに結合=ロボットアームで「百点満点」−水や実験器具補給 国際宇宙ステーション(ISS)に物資を運ぶ日本の無人補給機「こうのとり」(HTV)2号機は27日午後8時41分、高度約350キロにあるISSのロボットアームに捕捉された。ボルトによる結合も終了。ドッキング作業は28日午前4時ごろ完了する見通し。 宇宙航空研究開発機構のHTV運用責任者、田邊宏太フライトディレクターは「トラブルもなく、ほっとした。計画通りで百点満点」と笑顔で話した。 HTVは22日に打ち上げられ、筑波宇宙センター(茨城県つくば市)からの指令と全地球測位システム(GPS)による自動航行で、ISSの直下10メートルに接近。ISSの宇宙飛行士が「く」の字型のロボットアームをゆっくりと近づけ捕捉した。 宇宙機構によると、捕捉の際
イトカワ微粒子、詳細分析へ=「はやぶさ」回収の50個−宇宙機構 イトカワ微粒子、詳細分析へ=「はやぶさ」回収の50個−宇宙機構 探査機「はやぶさ」が小惑星「イトカワ」から回収した岩石質の微粒子について、宇宙航空研究開発機構は17日、北海道大や東北大、九州大など全国の研究機関に約50個を配布し、元素組成や有機物の有無などの初期分析を始めると発表した。 第1段階として、大型放射光施設「スプリング8」(兵庫県佐用町)で21日から、X線照射によって内部構造などを詳細に調べる。今夏をめどに成果をまとめる方針。 イトカワ微粒子は、約46億年前に誕生した太陽系の原始の姿を探る有力な手掛かりとされる。地球や月が過去にマグマの海となって岩石が変質したのに対し、イトカワの微粒子は当時の性質を残した「化石」のようなもので、太陽系や地球の形成過程の解明が進むと期待される。(2011/01/17-19:30)
月内部の水、彗星から=45億年前の形成直後に−アポロ回収の石を分析・北大など 月内部の水、彗星から=45億年前の形成直後に−アポロ回収の石を分析・北大など 月の内部には微量の水が広範に含まれており、この水は約45億年前に月が形成された直後に月面に落下した多くの彗星(すいせい)によってもたらされた可能性が高いことが分かった。北海道大やカリフォルニア大などの日米研究チームが米アポロ宇宙船が回収した月の石を新たな方法で分析した成果で、9日付の英科学誌ネイチャー・ジオサイエンス電子版に発表した。 月は原始の地球に火星サイズの天体が衝突して形成されたが、この際に水は重力が小さい月には取り込まれなかったと考えられている。しかし、北大の圦本(ゆりもと)尚義教授らが1969〜72年にアポロ宇宙船によって回収された月の石の中から、月内部のマグマが表面に噴出して固まったアパタイト結晶を調べたところ、水が0.
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