米露欧の宇宙飛行士3人を乗せた露宇宙船ソユーズが日本時間24日未明、国際宇宙ステーション(ISS)に到着した。 3人体制が続いていたISSは、通常の6人体制に復帰した。 ソユーズは、同型ロケットの打ち上げが8月に失敗し、安全確認のため運航を一時中断。ISSは交代要員の派遣が遅れ、無人化する懸念も出ていた。
古川聡さん(47)ら日米ロの3飛行士が搭乗するソユーズ宇宙船は10日午前1時18分(日本時間同6時18分)、国際宇宙ステーション(ISS)に南大西洋上空でドッキングした。ソユーズの気密性などの確認後、古川さんらはISSに入室し、約5カ月半の長期滞在が始まる。 古川さんは今回が初飛行。日本人のISS長期滞在は2009年3〜7月の若田光一さん(47)、同年12月〜10年6月の野口聡一さん(46)に続き3人目。 ソユーズは完全自動操縦でISSに接近、ドッキングした。古川さんらは入室後、モスクワ近郊の飛行管制センターの家族らと交信する。 古川さんは、無重力状態での植物の成長やたんぱく質生成など多くの科学実験を行う。また医師の経験を生かし、宇宙での診療システムの検証実験に参加。自身の脳波や心拍音などを調べて即診断し、飛行士の今後の健康管理に生かす。 古川さんは今年11月16日、地球に帰還する
【モスクワ大前仁】古川聡宇宙飛行士(47)が乗り組んだロシアの宇宙船「ソユーズTMA02M」は日本時間10日午前6時18分、国際宇宙ステーション(ISS)にドッキングした。古川さんら3飛行士は、ISSに滞在中の3人と合流し、11月下旬までのISSでの生活が始まる。 日本人飛行士のISS長期滞在は、09年の若田光一さん(47)、09~10年の野口聡一さん(46)に続き3人目。医師免許を持つ古川さんは滞在中、宇宙に長期滞在することが人体に与える影響を調べる「宇宙医学」の実験を担当。ISSの維持管理のほか、7月に予定される米スペースシャトルの最終飛行をISSで見守る。また、毎日新聞の「臨時ISS宇宙支局長」として宇宙から情報発信する。
国際宇宙ステーション(ISS)に5カ月半滞在する古川聡さん(47)ら3人の飛行士を乗せたロシアの宇宙船ソユーズが8日午前2時12分(日本時間同5時12分)、カザフスタンのバイコヌール宇宙基地から打ち上げられた。訓練を始めて12年目の初飛行。宇宙に長期滞在する日本人としては3人目だ。 ソユーズには、ロシアの司令官(船長)と米国の飛行士と搭乗した。古川さんは船長補佐のほか、医師の経験を生かし、病人などが出た際の診断や応急処置の任務を負う。 打ち上げ約9分後に、地球から約200キロの高さの軌道に入り、ロケットから宇宙船が切り離されて打ち上げは成功した。今後、高度約400キロの軌道にいるISSに徐々に近づき、10日に到着する予定。
宇宙航空研究開発機構は27日、国際宇宙ステーション(ISS)に約半年間滞在する宇宙飛行士、古川聡さん(47)が乗るロシアのソユーズ宇宙船の打ち上げ予定日が、6月8日に決まったと発表した。 古川さんは1999年に宇宙飛行士候補に選ばれ、今回が初飛行。宇宙機構の飛行士としてソユーズに搭乗するのは、2009年12月の野口聡一さん以来。当初の打ち上げ予定は5月30日だった。
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く