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ブックマーク / takehiko-i-hayashi.hatenablog.com (9)

  • (後編)今回は因果関係があるのに相関関係が見られない4つのケースについてまとめてみた:中間変量の影響 - Take a Risk:林岳彦の研究メモ

    どもっす。林岳彦です。先日、某所で統計解析の講師役をしました。その際に解析環境の準備の手間を省こうと思って、Amazon EC2上にRStudioのサーバー版を立てて、聴講者にそこに繋いでもらって実習をしようとしたのですが、いざ皆が繋いだらサーバーがクラッシュしまくって実習が全く進みませんでした*1 。。。すみませんでした(泣)*2。。 さて。 良かれと思ったもので逆に墓穴を掘る、というのは人生ではよくあることですよね! 前回の「合流点の追加によるバイアス」はそんな例の一つでしたが、今回の「後編」ではそのようなもう一つの例として、「中間変量の追加によるマスク」のケースについて見ていきます。 因果関係があるのに相関が見られないケース(4):中間変量によってマスクされている はい。では、中間変量によって因果効果がマスクされてしまうケースを見ていきます。 ここで「中間変量」というのは、「A→Z」

    (後編)今回は因果関係があるのに相関関係が見られない4つのケースについてまとめてみた:中間変量の影響 - Take a Risk:林岳彦の研究メモ
    mzkIII
    mzkIII 2014/01/07
  • "相関"の話&そのついでに"21世紀の相関(MIC)"の話(ややマニア向け) - Take a Risk:林岳彦の研究メモ

    どもです。林岳彦です。息子の3DSにバーチャルコンソールの「ソロモンの鍵」を密かに入れました(まだ3面)。 さて。 前回の記事: 因果関係がないのに相関関係があらわれる4つのケースをまとめてみたよ(質問テンプレート付き) - Take a Risk:林岳彦の研究メモ につきましては沢山ブクマ等をいただき大変ありがとうございました*1。大変感謝しております。 さて。上記記事について、ublftboさんから「相関関係の定義が書かれていないのでは」(相関と因果 - Interdisciplinary)とのご指摘をいただいたきました。 ご指摘は確かにごもっともですので、今回は「相関」概念についてと、そのついでに近年に開発された"21世紀の相関(MIC)"の話について私なりに書いてみたいと思います。 (以下、ややマニア向けの話になるかもしれません。あと前回ほどではないですが、それなりに長いです。)

    "相関"の話&そのついでに"21世紀の相関(MIC)"の話(ややマニア向け) - Take a Risk:林岳彦の研究メモ
  • 因果関係がないのに相関関係があらわれる4つのケースをまとめてみたよ(質問テンプレート付き) - Take a Risk:林岳彦の研究メモ

    どもっす。林岳彦です。ファミコンソフトの中で一番好きなのは『ソロモンの鍵』です*1。 さて。 今回は、因果関係と相関関係について書いていきたいと思います。「因果関係と相関関係は違う」というのはみなさまご存知かと思われますが、そこをまともに論じていくとけっこう入り組んだ議論となります。 「そもそも因果とは」とか「因果は不可知なのか」のような点について論じるとヒュームから分析哲学(様相論理)へと語る流れ(ここのスライド前半参照)になりますし、統計学的に因果をフォーマルに扱おうとするとRubinの潜在反応モデルやPearlのdo演算子やバックドア基準(ここのスライド後半参照)の説明が必要になってきます。 その辺りのガッツリした説明も徐々に書いていきたいとは考えておりますが(予告)、まあ、その辺りをいちどきに説明しようというのは正直なかなか大変です。 なので今回は、あまり細かくて遭難しそうな話には

    因果関係がないのに相関関係があらわれる4つのケースをまとめてみたよ(質問テンプレート付き) - Take a Risk:林岳彦の研究メモ
  • なぜ私は研究者を辞めなかったのか - Take a Risk:林岳彦の研究メモ

    あけましておめでとうございます。今日は新年からちょっとウェットな内容というか、「私はなぜ研究者を辞めなかったのか」について書き留めておきたいと思いました。いや「誰得」な話なんですけれども。 端的にいうと「辞める勇気がなかった」 自分のここまでのキャリアをざっくり振り返ると、修士のときに同年代の同業者のトップ集団の水準から出遅れて、博士課程でもその差は埋まらずに、ポスドク時代にさらに引き離された、という冷たい感覚の中で研究を続けてきました*1。 なので、博士課程の末期からポスドク時代は常に「私は来ならば研究者を辞めるべきだ」という思いをずっと抱えながら生きていました。研究者として生き残るための「勝ち目」がまったく見えない状態でずっと研究を続けてきたわけです。 それでもなぜ私は研究者を辞めなかったかというと、端的にいうと「辞める勇気がなかった」からです。 研究者を辞めることは怖い 研究者を辞

    なぜ私は研究者を辞めなかったのか - Take a Risk:林岳彦の研究メモ
  • 研究の効率:店を潰さないということ - Take a Risk:林岳彦の研究メモ

    今回は論文の割引率の話の続きというかんじで書いていきたいと思います。 おそらくちょっとウェットな内容になるかと思います。主にエア後輩*1へ向けての内容となりますが、基的には自分が「院生時代の自分に伝えたいこと」を書いた個人的な独白と思っていただいてOKです。 なので話の普遍性については保証できません。あくまでも「ソースは俺」レベルの話なので、その点を大いに割り引いてお読みください。 以下、若手院生を想定読者として書いていきます。 ある種の若手院生が陥りがちな穴:ロマンティックが止まらない ある種の若手院生(というか昔の私だ)が陥りがちな穴の一つは、研究に対しての「ロマンティックが止まらない」ことにあると思っています。 彼/彼女らは自分の研究を過剰にロマンティックに愛しすぎているのです。そのこと自体が悪いとはいいませんが、愛しすぎるあまり目の前の研究を採算度外視でどこまでも磨くことに囚われ

    研究の効率:店を潰さないということ - Take a Risk:林岳彦の研究メモ
    mzkIII
    mzkIII 2013/03/21
    ときどき読みかえしたい.
  • 論文数の割引率:なぜ論文を書き上げないまま他の研究をはじめてはいけないのか - Take a Risk:林岳彦の研究メモ

    酒井聡樹先生の「これから論文を書く若者のために」という論文執筆指南書があります。ザ・名著です。 これから論文を書く若者のために 大改訂増補版 作者: 酒井聡樹出版社/メーカー: 共立出版発売日: 2006/04/06メディア: 単行購入: 24人 クリック: 330回この商品を含むブログ (56件) を見る 私にとっては「論文執筆において必要なことは全てこのから学んだ」と言ってもよいくらいお世話になったと言えます。 このの中の金言の一つとして、ひとつの研究がまとまった際に「その論文を書き上げないままに他の研究をはじめてはいけない」というものがあります。 なぜこれが金言なのか、について今日は主にエア後輩たちに向けて書いていきたいと思います。 なぜ論文を書き上げないまま他の研究をはじめてはいけないか:論文執筆の観点から 酒井先生のには主に論文執筆の視点からの理由づけが書かれています。

    論文数の割引率:なぜ論文を書き上げないまま他の研究をはじめてはいけないのか - Take a Risk:林岳彦の研究メモ
  • RStudioからknitrでレポートを自動作成してみた - Take a Risk:林岳彦の研究メモ

    こんにちは。オソブサ*1でおなじみの林です。お盆なのでBON JOVI聞いています*2。論文はまだ書けていませんけど何か。 さて。さいきんTokyo.Rの和田計也さんという方のちょう素晴らしいプレゼンファイルを拝見いたしました。 そろそろRStudioの話でもしてみようと思う そこでRStudioからレポートを自動作成できるknitrというツールが紹介されていたので、自分でも少しいじってみました。今回はその自習のまとめも兼ねてここにも書いてみたいと思います。 そもそも:Rの結果をどうやって保存してます? ええと。まずそもそもの問題意識なのですが、みなさまはRでの計算結果ってどう保存してますか? これって結構メンドクサイ問題で、いままで私は基的に: テキスト系のアウトプットはテキストファイルへ書き出し(またはコンソールからコピペ) 画像系のアウトプットはpng/PDFなどへ書き出し してい

    RStudioからknitrでレポートを自動作成してみた - Take a Risk:林岳彦の研究メモ
  • PM2.5の基礎情報:その定義と発生源と環境中濃度と健康影響と基準値とYシャツと私(v1.2版) - Take a Risk:林岳彦の研究メモ

    こんにちは林岳彦です。はじめて買ったCDは「種ともこ」です。 さて。 私はここ最近は来週のリスク評価研究会での発表のために、PM2.5関連のいろんな文書を読んでました。 ちょうどそんな折、中国PM2.5汚染がホットなニュースになっているようなので、もののついでに「PM2.5」についての情報をつらつらとまとめてみようと思います。(もし図が小さすぎる場合にはクリックしてみてください) (ひとくちで言うと、 PM2.5は濃度としてはおそらく1970年代(高度成長期)をピークとして後は一貫して低下するようなある意味"古典的"な汚染物質なのですが、現状でもそのリスクは低くはない、というかんじの物質です) 【編集注:2012/1/18の21時くらいに発生源の項および資料リストをupdateしてv1.1としました】【編集注2:2012/2/5に1970年代のSPM濃度データとして吉野(2012)からの

    PM2.5の基礎情報:その定義と発生源と環境中濃度と健康影響と基準値とYシャツと私(v1.2版) - Take a Risk:林岳彦の研究メモ
  • 意外な展開:自然死産率の生データを見てみた - Take a Risk:林岳彦の研究メモ

    さいきんtwitter上で、「1960年代において大気圏核実験の影響で自然死産率が上昇している」という情報を見かけました(記事の論旨の前提となりますので、ぜひ以下URLをご参照の上で以下の記事をお読みください)。 http://twitpic.com/4gcyc6 研究者ならば生データをチェックせねばと思い、「人口動態統計」から生データをダウンロードしたりして調べてみたところ、ちょっと自分でもかなり意外な結論にたどり着いたのでまとめてみます。(長くて論旨がウネウネしますがすみません。お急ぎの方は人は結論の節からどうぞ。) 手始めに:人口動態統計の生データのまとめ まず、国立社会保障・人口問題研究所のサイトから自然死産率の生データをダウンロードしてみました。 http://www.ipss.go.jp/syoushika/tohkei/Data/Popular2011/T04-20.xls

    意外な展開:自然死産率の生データを見てみた - Take a Risk:林岳彦の研究メモ
    mzkIII
    mzkIII 2011/04/15
    もう,なんも言えねー.
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