Illustrator は印刷物で使う「ミリ」や「インチ」を使用するイメージが強いと思いますが、ウェブデザインやアプリケーションデザインなど、ディスプレイで表示することが目的のデザインを行う場合、一般的に「ピクセル」という単位をベースに作業を行います。この「ピクセル」をベースにした作業で一番重要なポイントが「数値の小数」です。今回は、Illustrator のピクセル単位で作業するときに発生する小数について、レベルにあわせてまとめてみます。(以下、Illustrator CC 2014 で検証した結果です。) Illustrator と小数値 入門編 小数が入るとどうなるの まず、100px × 100px の矩形を描いてみます。この矩形の座標を小数にし、100%表示してみましょう。 座標に小数が入っている矩形 このように、端に意図しないアンチエイリアス(疑似的になめらかにみせるためのボケ
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