0.はじめに またも某護法少女とは関係ないのに伊藤剛な人の話をしてしまう。 伊藤剛『テヅカ・イズ・デッド ひらかれたマンガ表現論へ』(NTT出版,2005)に出てくる「キャラ/キャラクター」という分類を、 うまく妖怪に適用できないか考えてみた、というお話です。 相変わらず根拠レスに勢いだけで語ってますのでひとつよろしく。 そして相変わらず妖怪の定義が曖昧なまま使ってしまいますがそれもよろしく。 更にTiD*1をいまいち理解してない気もしますがそれも以下略。 1.そもそもキャラ/キャラクターとは? もともとは漫画の分析で伊藤が用いた概念で、 漫画等の登場人物についてなどの二種類のリアリティを説明するもの。 キャラクターは背景に「人生」を持っている存在としての登場人物。 絵で表現されていても、実際は生身の人間(あるいはそれに類するもの)を表現しており、 漫画はその人生の一部を絵で表現しているだ